食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04860310297
タイトル 国際獣疫事務局(OIE)、動物用抗菌性物質の使用に関する第2回OIE年次報告書を公表
資料日付 2018年1月4日
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分類2 -
概要(記事)  国際獣疫事務局(OIE)は1月4日、動物用抗菌性物質の使用に関する第2回OIE年次報告書(全123ページ)を公表した。概要は以下のとおり。  
 動物用抗菌性物質の使用に関する第2回OIE年次報告書は、2014年の動物バイオマス(生物量)で調整した抗菌性物質の世界的な使用についての情報を、初めて垣間見せるものとなっており、また2013年から2016年の世界的及び地域的分析を提供し、動物用抗菌性物質の使用に関する第2回の年次データ収集の総合的知見を発表している。
 2016年の第2期データ収集では、OIE加盟国143か国(加盟国180か国の79%)と非OIE加盟国3か国が、報告書様式に記入し提出した。これは報告書提出が130の加盟国であった第1期データ収集よりも進捗していることを示している。
 第2期データ収集では新たに、動物用抗菌性物質の量的データを報告する際に直面した障壁に関する情報を提供するよう各国に求めた。38か国は、主に規制の枠組みの欠如及び国家当局と民間部門との協力の不足が障壁であると報告している。
 成長促進剤としての抗菌性物質の認可については、回答国146か国の内86か国(59%)が、2016年時点で自国の動物の成長促進のための抗菌性物質を認可していないと回答した。残りの60か国(41%)は、幾つかの化合物について直接認可を受けている、或いはこの問題に関する規制の枠組みがないため成長促進剤としての抗菌性物質を使用している旨を報告した。
 2013年から2016年の間の1年或いはそれ以上の年について定量データを報告したのは146か国中107か国(73%)であり、第1期に定量データを報告した89か国と比べ増加した。これらのデータの出所はOIE地域によって異なり、販売データ及び輸入データを報告した国が多かった。
 動物用抗菌性物質の使用に関する量的データ収集を進めるに当たり各国が直面している多くの課題があることをOIEは理解しているが、その結果として、本報告書に示されている量的データの解釈と使用には注意が必要である旨をOIEは助言する。
 今後データ収集システムが更に発展するとともに、この年次報告書は、動物における抗生物質使用の重要な世界的及び地域的分析並びに経時変化の情報を提供するであろう。
 当該報告書の目次は以下のとおり。
1. 序文 1.1. 背景/1.2. 範囲
2. 材料及び方法 2.1. 抗菌性物質量の報告/2.2. 動物バイオマス推定方法/2.3. 動物バイオマスで調整された抗菌性物質量
3. 第二期データ収集の結果 3.1. グローバル分析/3.2. 抗菌性物質量/3.3. OIE地域による分析
4. 2014年の焦点:抗菌性物質量の追加分析 4.1. 抗菌性物質量/4.2. 動物バイオマス/4.3. 動物バイオマスで調整された抗菌性物質量
5. 考察 5.1. 加盟国による進展/5.2. 抗菌性物質量分析の限界/5.3. 動物バイオマス推定の限界/5.4. 抗菌性物質量のデータを収集する際の障壁
6. 抗菌性物質使用データベースの今後の展開
7. 結論
8. 参考文献
9. ウェブ上で入手可能な国情報
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 国際獣疫事務局(OIE)
情報源(報道) 国際獣疫事務局(OIE)
URL http://www.oie.int/fileadmin/Home/fr/Our_scientific_expertise/docs/pdf/AMR/Annual_Report_AMR_2.pdf
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