食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04850260450
タイトル Eurosurveillance:「2015年2月から2016年3月まで英国イングランドにおけるビルの排水系統に関連するレストランの長引くサルモネラ・ティフィムリウム集団感染に関する全ゲノムシークエンス法を用いた調査」
資料日付 2017年12月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 22
, Issue 49
, 07/Dec/2017)に掲載された論文「2015年2月から2016年3月まで英国イングランドにおけるビルの排水系統に関連するレストランの長引くサルモネラ・ティフィムリウム集団感染に関する全ゲノムシークエンス法を用いた調査(Investigation using whole genome sequencing of a prolonged restaurant outbreak of Salmonella Typhimurium linked to the building drainage system
, England
, February 2015 to March 2016 )、著者John Mair-Jenkins ( Public Health England
, 英国)」の概要は以下のとおり。
 Salmonella Typhimuriumによる集団胃腸炎発生の届出を受け、2015年2月12日から2016年3月8日までに発症した、レストランに関連する82症例を特定した。72症例から、国内では珍しい全ゲノムシークエンスプロファイル(SNPアドレス:1.1.1.124.395.395)と一致した株が分離された。対面調査で、あるレストランへのばく露が確定し、その後の症例対照分析で、ビュッフェ形式のカーバリー料理(肉を好みに応じて切り分けて出す料理)に関連していることが確認された(調整オッズ比(AOR):20.9;95%信頼区間(CI):2.2-∞)。環境調査、食品/水質検査及び食品遡及調査からは結論が出なかった。過酸化水素の噴霧も含めた洗浄サイクルを繰り返し実施したが、感染は続いた。
 7か月間の調査の後、環境スワブ分析で、厨房表面及びレストランの排水管から集団感染株と一致した分離株106株を特定した。排水系統の構造的欠陥を検出し、排水管のバイオフィルム中の細菌生息巣及び地下の漏水箇所が当該集団感染を持続させていたかもしれないと仮定した。効果のない排水トラップ(U字管)もまた、汚染されたエアロゾルを厨房環境に拡散させていたかもしれない。
 これらの発見から、流し台の排水ポイントの定期的な掃除及び排水系統の検査が、今後の集団感染のシナリオにおいては考慮されるべきであることが示唆された。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/content/10.2807/1560-7917.ES.2017.22.49.17-00037#html_fulltext
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