食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04850220105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、食品安全分析に関する省庁間協力(Interagency Food Safety Analytics Collaboration (IFSAC))による2013年の食中毒原因食品推定に関する新たな報告について公表
資料日付 2017年12月15日
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分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は12月15日、食品安全分析に関する省庁間協力(Interagency Food Safety Analytics Collaboration (IFSAC))による2013年の食中毒原因食品推定に関する新たな報告について公表した。概要は以下のとおり。
 IFSACは「米国における複数年の集団感染監視データを用いた、2013年のサルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌O157、リステリア・モノサイトゲネス及びカンピロバクターに関する食中毒原因の推定」(13ページ)と題する報告書を公表した。著者らは、以前の分析を更新し、4つの食中毒病原体に関連する疾病の原因食品を推定するために集団感染データを用いた。米国疾病管理予防センター(CDC)は、これらの4つの病原体が、毎年米国で合計190万人の食中毒を引き起こしていると推定している。
 この分析は、食中毒原因食品の帰属を推定するために2015年にIFSACによって開発された方法によって構築された、特定の食中毒の原因と考えられる最も共通する感染源となった食品を推定する方法である。IFSACは、この方法と2012年の推定について、報告書及び公開会議において説明した。2013年の推定は、2012年の推定と同じ方法に若干の変更を加えて導き出した。
 報告書では、IFSACは、1998年から2013年にかけて起こった1
,000件を超える食中毒集団感染のデータを分析し、サルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌O157、リステリア・モノサイトゲネス及びカンピロバクターによる疾病において、どの食品カテゴリーが主な原因となったかを評価した。この方法は直近5年間の集団感染データ(2009-2013)に最も重きをおき、IFSACの専門家は分析のために、関連する食品を17のカテゴリーに分類した。それらの病原体が選択された理由は、その病原体が原因である疾病の発生頻度や重症度であり、又対象とした介入策がそれらの低減に有意な影響を及ぼす可能性があるという点である。
 報告書では以下のように述べている。
・サルモネラ症は多種多様な食品が原因となっていた。
・腸管出血性大腸菌O157感染症は、ほとんどの場合、生の野菜作物(葉物野菜等)と牛肉に関連していた。
・リステリア・モノサイトゲネス感染症の多くは果物や乳製品と関連していた。
・乳製品が原因ではないカンピロバクター症の多くは鶏肉に関連していた。
 この分析に乳製品の寄与度は入れていない。大部分の食品由来の集団カンピロバクター症が未殺菌乳と関連しているが、消費が一般的ではない乳製品がカンピロバクター症の原因食品として過大評価される可能性があるからである。
 原因の推定から乳製品による集団感染を除くと、鶏肉のように広く消費される食品が疾病の重要な原因として挙げられる。
 他のデータを取り入れて更新された食中毒原因の推定は、省庁の優先順位の決定や、規則及び実施基準や手段の策定支援、その他の活動に役立つ可能性がある。
 報告書全文は、以下のURLから入手可能。
https://www.cdc.gov/foodsafety/pdfs/IFSAC-2013FoodborneillnessSourceEstimates-508.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm588847.htm
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