食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04830570149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、新開発食品(NF)としてのベタイン(betaine)の安全性に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年11月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は11月17日、規則(EC)No258/97に従って、新開発食品(NF)としてのベタイン(betaine)の安全性に関する科学的意見書を公表した(10月25日採択、28ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.5057)。概要は以下のとおり。
 欧州委員会(EC)の要請を受けて、EFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、規則(EC)No258/97に従って、NFとしてのベタインに関する科学的意見を述べるよう依頼された。当該NFの組成、仕様、バッチ毎の可変性、安定性及び製造工程に関する情報は十分で、その安全性に関する懸念は生じない。当該NFは、10歳以上のスポーツをする人々に対して、1日最大2.5gの摂取により激しい筋肉の活動に対する追加的な要求を満たす意図で、食品中への使用が提案されている。ラットにおける慢性毒性試験において投与量に関連した血小板数の増加が観察され、その試験結果より得られた最小BMDL05及び対象集団における当該NFの予測一日摂取量に基づくと、ばく露マージンは3.6及び5であり、これらは一般的に十分ではないと考えられている。しかしながら、食事由来のベタインの総ばく露量(約830mg/日)は、有害作用との関連は知られていない。更に、最長6か月間にわたる4g/日のばく露量のヒトでの介入研究(複数の研究)において、血小板数への副作用は認められなかった。4g/日のベタイン摂取ではメタボリックシンドロームを伴う過体重の被験者において総コレステロール及び低比重リポ蛋白コレステロール濃度の顕著な上昇が見られたが、健康な被験者や、3g/日の摂取では見られなかった。従って、4g/日のベタインを参照基準として考え、個人差を考慮した不確実係数(UF)の10を適用して、バックグラウンドのばく露に加えた400mg/日のベタインの量が安全であると考えられる。パネルは当該NFを対象集団に最大摂取400mg/日までの量で使用することは安全であると考える。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.5057/pdf
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