食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04810370475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、監視報告書第3号で非食用カボチャの摂取について注意喚起
資料日付 2017年10月26日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月26日、監視報告書第3号で非食用カボチャの摂取について注意喚起した。
 季節的な報告を最初に紹介した。カボチャはハロウィン祭りのシンボルであることから、形や色が魅力的なスクワッシュ(訳注:果皮がオレンジ色以外のカボチャ)が販売されている。一部のスクワッシュは食用でないため、装飾のためにのみ使用されるべきであることを理解する必要がある。誤って食用目的で購入すると消化器系疾患を引き起こす恐れがあり、脆弱者では入院に至ることもある。この様な事例は例外的でなく、多数起こっているということが、中毒管理センター (CAP)の毒物監視データの分析によって明らかになった。
 全てのスクワッシュが食用というわけではない。一部の非食用スクワッシュの形と色は、知識が豊富でない消費者に誤解させる。菜園では個人が不注意で非食用種を栽培してしまう可能性があるが、多品種を近くに栽培する場合、食用種と非食用種が交配する可能性もある。
 非食用スクワッシュの毒性は主に消化器系に作用する。その毒性はククルビタシンという細胞毒性のある苦味物質が関与している。ククルビタシンは果実の不快な味、及び腸での峻下作用の原因となっている。しかし、ククルビタシンの存在、苦味と毒性の関連性は確かではなく、この問題に関する研究は不足している。
 CAPは、食用と思われているスクワッシュの摂取に関連した消化器系障害の発生状況についての定期報告を要請されている。そして2012年1月1日~2016年12月31日の5年間に、苦味のあるスクワッシュの摂取による353人を含む176件の届出がCAPの情報システムに登録された。予想されたように、特に年の後半の収穫時期(82%)に発生している。また平均して2人が同じスクワッシュにばく露していた。
 ハロウィンなどの特定の時期に、商店が「装飾用」スクワッシュを陳列する時は、「装飾用」品の棚に置くようにし、食用スクワッシュの近くには置かないようにすべきである。また、個人でスクワッシュを栽培する場合は、種子及び苗の品種及び食用であることが明記されたものを使用することが重要である。また、非食用のウリ科植物の近くに植えると交配の可能性があることを明示することも必要と思われる。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL http://vigilanses.mag.anses.fr/sites/default/files/VigilansesN3_Courges_1.pdf
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