食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04800080305
タイトル 欧州連合(EU)、植物保護製剤有効成分のメチルノニルケトンについて確認情報の未提出により認可を取り消し
資料日付 2017年5月6日
分類１ -
分類２ -
概要（記事） 　欧州連合(EU)は5月6日、植物保護製剤有効成分のメチルノニルケトン(methyl nonyl ketone)に関する確認情報が期限までに提出されなかったため、同有効成分の認可を取り消す委員会施行規則(EU) 2017/781を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 委員会指令2008/127/ECにより、メチルノニルケトンは、理事会指令91/414/EECの附属書I(訳注：植物保護製剤への含有を認可された有効成分のリスト)に収載された。委員会施行規則(EU) No 608/2012により、通知者(メチルノニルケトンの認可申請者)は、(a)哺乳動物毒性試験及び生態毒性試験において試験された試料の規格、(b)支持するバッジデータ及び妥当性が確認された分析方法を添付した規格、(c)当該成分及び環境中において考えられる変換生成物の動態及び挙動の妥当な評価、(d)水生生物及び土壌生物へのリスク、について確認するための追加知見の提供を求められた。これらの知見の提出期限は、(a)及び(b)については2013年4月30日、(c)及び(d)については2015年12月31日であった。
2. 理事会指令91/414/EECの附属書Iに収載された有効成分は、規則(EC) No 1107/2009に基づき認可されているとみなされ、委員会施行規則(EU) No 540/2011の附属書A編に記載されている。
3. 当該通知者は、(c)及び(d)についての確認情報を期限の2015年12月31日までに提出しなかった。また、当該通知者は、当該成分の認可を取り消す如何なる決定を下す前に自分の意見を説明する機会を自分に与えた欧州委員会(EC)からの書簡に返信しなかった。
4. その結果として、メチルノニルケトンの認可を取り消すことが適当である。
　以上の経緯及び観点から、委員会施行規則(EU) 2017/781に基づき、施行規則(EU) No 540/2011の附属書のA編を一部改正し、植物保護製剤有効成分メチルノニルケトンの認可を取り消すことになった。また、EU加盟国は、同有効成分を含有する植物保護製剤に対する認可を2017年8月26日までに取り消すことになった。これに該当する植物保護製剤に対するEU加盟国による認可取消しの猶予期限は2018年8月26日と設定された。委員会施行規則(EU) 2017/781は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源（公的機関） 欧州連合(EU)
情報源（報道） 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32017R0781&from=EN
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