食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04800040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての酸化デンプン(E 1404)等の加工デンプン類12品目の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年10月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月5日、食品添加物としての加工デンプン類12品目 (酸化デンプン(oxidised starch)(E 1404)、リン酸化デンプン(monostarch phosphate)(E 1410)、リン酸架橋デンプン(distarch phosphate)(E 1412)、リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン(phosphated distarch phosphate)(E 1413)、アセチル化リン酸架橋デンプン(acetylated distarch phosphate)(E 1414)、アセチル化デンプン(acetylated starch)(別名:酢酸デンプン(starch acetate))(E 1420)、アセチル化アジピン酸架橋デンプン(acetylated distarch adipate)(E 1422)、ヒドロキシプロピルデンプン(hydroxypropyl starch)(E 1440)、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン(hydroxypropyl distarch phosphate)(E 1442)、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム(starch sodium octenyl succinate)(E 1450)、アセチル化酸化デンプン(acetylated oxidised starch)(E 1451)、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンエステルアルミニウム(starch aluminium octenyl succinate)(E 1452)) の再評価に関する科学的意見書(2017年6月22日採択、96ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.4911)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、規則(EC) No 1333/2008に基づき欧州連合(EU)域内において食品添加物として認可され、JECFA(訳注:国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議)及びSCF(訳注:食品科学委員会)により以前に評価されている加工デンプン類12品目(E 1404、E 1410、E 1412、E 1413、 E 1414、E 1420、E 1422、E 1440、E 1442、E 1450、E 1451及びE 1452)の再評価に関する科学的意見を出すよう依頼された。JECFA及びSCFは、いずれも許容一日摂取量(ADI)を「特定しない」とした。ヒトにおいて、加工デンプン類は、そのままの自然な状態では吸収されないが、腸内酵素によりかなり加水分解され、その後、腸内微生物叢により発酵される。
2. ANSパネルは、類推手法(read-across approach)を用いて、短期毒性、長期毒性、発がん性、生殖毒性に関する十分なデータが利用可能であると考えた。
3. in silico解析に基づき、加工デンプン類には、遺伝毒性の懸念はないと考えられる。加工デンプン類を非常に高濃度(31,000mg/kg体重/日まで)で混餌投与したラットにおいて、加工処理に関係した、ヒトのリスク評価に関連する影響は認められなかった。加工デンプン類(例えば、E 1450)は、25,000mg/人までの単回用量でヒトにおける有害影響は認められなかった。
4. ANSパネルは、特定の食品添加物のリスク評価に用いる概念枠組みに基づき、(1)報告されている一般人口集団向けの用途及び使用濃度において食品添加物としての加工デンプン類の使用に安全性の懸念はない、(2)数値のADIは不要である、と結論づけた。E 1404~E 1451への総合ばく露量は、一般人口集団に対する精度を高めたばく露量評価シナリオ(特定銘柄志向(brand-loyal)のシナリオ※)の95パーセンタイル値で3,053mg/kg体重/日以下であった。サプリメント使用者のE 1452へのばく露量(95パーセンタイル値のみ)は、22.1mg/kg体重/日以下であった。
※訳注:特定銘柄志向の消費者シナリオ(brand-loyal consumer scenario)とは、異なるモデル人口集団に基づく精度を高めた2種類の長期ばく露シナリオの1つで、消費者が、当該食品添加物への主要なばく露寄与食品カテゴリーにおいては、報告されている最大使用濃度で存在する当該食品添加物に長期ばく露していると仮定したものである。このシナリオでの推定ばく露量は、(1)主要なばく露寄与食品カテゴリーについて報告されている最大使用濃度と喫食量を組み合わせたものに、(2)その他の全てのばく露寄与食品カテゴリーついて一般的に報告されている使用濃度の平均値を喫食量と組み合わせたものを加えて算出する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4911/pdf