食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04790660149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、外部科学報告書「めん羊の胚における定型スクレイピーの感染性の評価」を公表
資料日付 2017年9月29日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月29日、外部科学報告書「めん羊の胚における定型スクレイピーの感染性の評価」を公表した(21ページ、2017年9月22日承認)。
 スクレイピーに自然感染したVRQ/VRQ(n=47)及び対照群のARR/ARR(n=11)のロマノフ種のめん羊を過剰排卵させ、遺伝子型が適合する雄羊(ram)と交尾させた。発情の6~7日後に雌羊(dam)の胚を採取し、胚は国際胚移植学会(IETS)のガイドラインに則って選択した。全部で移植可能な267個の胚、移植不可能な149個の胚がVRQ/VRQの雌羊から採取され、移植可能な55個の胚及び移植不可能な23個の胚がARR/ARR対照群から採取された。
 それぞれの雌羊からの移植不可能及び移植可能な胚でのプリオンの播種活性(seeding activity)の存在は、たん白質ミスフォールディング循環増幅(PMCA)法を用いて検査された。4回増幅の後、胚を接種された反応物のどれにおいても、異常PrPの検出可能レベルに達したものはなかった。反対に、10の-8乗に希釈されたVRQ/VRQ感染雌羊1頭の10%の脳幹乳剤を接種されたPMCA反応物は、PrPres陽性であることが発見された。
 VRQ/VRQの移植可能な267個の胚のうち、さまざまなVRQ/VRQの感染雌羊19頭から採取された204個の胚を、めん羊PrP遺伝子導入マウス(tg338マウス)に脳内接種した。ARR/ARRめん羊2頭の19個の胚も対照群として接種した。胚を接種されたtg338マウスのいずれにも、伝達性海綿状脳症(TSE)の臨床症状の呈示及びPrPScの蓄積はみられなかった。
 限られた実験(生検及びPMCAの固有の感度)の中で、これらの結果は、Langladeスクレイピー感染物質に感染しているかもしれない別のVRQ/VRQめん羊の移植可能な胚における検出可能な感染性、又は陽性の播種活性が残存するリスクはそれぞれ、1.79%及び1.37%より低いことを示した(厳密な二項検定95%信頼区間の上限)。
 当該報告書は以下のURLから入手可能。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2017.EN-1300/pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/1300e
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