食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04790380305
タイトル 欧州連合(EU)、食品接触用プラスチックの材料及び物品の製造に使用できる物質のリストに6物質を追加するなど関連規則を一部改正 (2/2)
資料日付 2017年4月29日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は4月29日、食品接触用プラスチックの材料及び物品の製造に使用できる物質のリストに6物質を追加するなど関連規則を一部改正する委員会規則(EU) 2017/752を官報で公表した。概要は以下のとおり。
9. EFSAは、食品中及び飲料水中のニッケル(nickel)の存在に係る公衆衛生リスクに関する意見書を採択した。この意見書では、ニッケルの耐容一日摂取量(TDI)を2.8μg/kg体重/日と設定し、また、特に若齢の人口集団を検討した場合において、食事経由のニッケルへの平均的な慢性ばく露量がこのTDIを超えることを示している。この結果として、従来の手法で算出した移行限度に対して10%の割当係数(allocation factor)を適用することが適当である。このため、食品接触用プラスチック材料からのニッケル移行量に対して0.02 mg/kg食品の移行限度値を適用することが適当である。従って、この限度値を規則(EU) No 10/2011の附属書II(訳注:食品接触用プラスチックの材料及び物品への制限事項)における金属の移行量の規格に追加することが望ましい。
10. 規則(EU) No 10/2011の附属書IIIの4号では、全般的な移行試験に使用する食品模擬物質(様々な食品の種類を代表するもの)の組み合わせを(訳注:文言による記述で)割り当てている。この4号の文言は、十分に明確ではないため、明確にすることが望ましい。
 以上の経緯及び観点から、委員会規則(EU) 2017/752に基づき、規則(EU) No 10/2011の附属書I、II III及びIVを一部改正し、[[3
,5-ビス(1
,1-ジメチルエチル)-4-ヒドロキシフェニル]メチル] ホスホン酸ジエチル等6物質をEUの認可リストに追加、ニッケルの特定移行限度値(SML)を0.02mg/kg食品(又は食品模擬物質)と設定することになった。また、食品の種類別に行う移行試験に用いる食品模擬物質の割り当てについて、これまでの文言による記述を改め、表形式で示すことになった。委員会規則(EU) 2017/752は官報掲載の20日後に発効するが、ニッケルのSMLは2019年5月19日から適用される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32017R0752&from=EN
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