食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04760580164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、動物及び動物由来食品中のカルバペネマーゼ産生菌(CPE)のスクリーニングの概要を示し、現在のスクリーニングは十分であるかを検討した報告書を発表
資料日付 2017年7月18日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は7月18日、動物及び動物由来食品中のカルバペネマーゼ産生菌(CPE)のスクリーニングの概要を示し、現在のスクリーニングは十分であるかを検討した報告書(オランダ語、66ページ)を発表した。
 本調査で、現行のCPEの監視は動物及び/又は動物由来食品中のCPEの存在の有無を確実に検出できるかどうか調査を実施した。低い出現率であるCPEを監視するためにはより的確な方法で動物及び動物由来食品の検体を増やす必要があると本報告書で結論付けた。またCPEが様々な農場、動物、及び/又は(動物由来)食品に広がる前にCPEを発見できる可能性が増加すると考えられる。
 CPEはオランダの動物及び/又は動物由来食品中に発見されていないが、動物及び/又は動物由来食品はヒトへの感染拡大に関わる可能性がある。CPEは時折外国の動物に検出されている。オランダの家畜、愛玩動物、動物由来食品について現在CPEの監視が実施されている。しかし、この監視がCPEの出現の変化を検出し、農場及び動物及び/又は(動物由来)食品へ広く拡大していない場合のCPEの発見のために十分であるかは確実ではない。そのため、オランダ健康・福祉・スポーツ省は予備調査の実施をRIVMに依頼した。予備調査によってオランダの家畜、愛玩動物、動物由来食品に含まれるCPEの現行の監視について詳細な評価を実施し、これらの測定結果の信頼性について概要を提供し、改善点の可能性を確認する。
 調査によって、家畜にCPEが存在しないことの信頼性の確認及びCPEへの感染率が低い場合の感染の検出のためには動物及び食品の検体数が少なすぎることが明らかになった。それ故、この傾向を監視するため、より多くの検体を検査する必要があると考えられる。また、最も的確な方法で追加の測定を実施するために、動物及び/又は動物由来食品へのCPEの侵入の最も大きなリスクはどこにあるのかを調査することが有用である。最初のリスク調査によって、CPEが発生している地域からの動物及び/又は動物由来食品の輸入がオランダへのCPEの侵入のリスクとなる可能性があることが明らかになった。また、家畜は生産チェーンの上流にある農場でCPEに感染する可能性がある。現在、生産チェーンの上流の農場での監視は実施されていない。更に保菌者から感染する可能性もある。
 CPEが存在しないことについては、より的確な方法で動物及び(動物由来)食品の検体を採取することによってより確実な調査が可能である。また、より多数の農場、動物及び/又は(動物由来)食品にCPEの感染が広まる前にCPEを発見できる可能性が高まる。
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=97f1cd51-d864-4ef8-b968-8948dceca9f2&type=pdf&disposition=inline
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