食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04760440104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、輸入マラドールパパイヤに関連した複数州におけるSalmonella Kiambu及びSalmonella Thompsonの集団感染症に関する続報を公表(8月4日、7日、8日)
資料日付 2017年8月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は8月、輸入マラドールパパイヤに関連した複数州におけるSalmonella Kiambu及びSalmonella Thompsonの集団感染症に関する続報を公表した。概要は以下のとおり。
I. 8月4日付け
1.集団感染調査は、別のサルモネラ属菌株を含み拡大した。
2.7月21日の前回の更新以来、この調査に15州から64人の患者が追加された。
3.患者を報告した追加6州は、コネティカット、デラウェア、ミシガン、ノースカロライナ、オクラホマ及びウィスコンシンである。
4.検査は、メリーランド州で採取されたパパイヤから分離されたSalmonella Thompson菌株が、患者からの臨床分離菌株と遺伝的に近縁であると示した。
5.米国食品医薬品庁(FDA)は、メキシコから輸入した他のパパイヤを検査し、それらが何種類かのサルモネラ属菌に汚染されていることが分かった。
 ハイライト
1.CDC、複数州の公衆衛生及び規制当局、並びにFDAは、複数州におけるSalmonella Kiambu及びSalmonella Thompsonの集団感染症に関して調査している。
2.16州から合計109人のSalmonella Kiambu(48人) 又はSalmonella Thompson(61人)集団感染株の感染症例が報告されている。
(1)35人の患者が入院し、1人の死亡者がニューヨーク市から報告されている。
(2)発症は5月17日から7月22日であった。患者の年齢は1歳未満から95歳、年齢中央値は36歳で、患者の63%が女性である。情報のある74人の内、50人(68%)がヒスパニック系民族であった。
3.疫学及び検査のエビデンスは、マラドールパパイヤが複数州の集団感染源の可能性が高いことを示している。
(1)現時点では、メキシコからのCaribenaブランドのパパイヤが、 集団感染に関連した1ブランドとして確認されている。Grand Produce社は7月26日、7月10日から7月19日の間に流通させたCaribenaブランドのマラドールパパイヤをリコールした。
(2)検査を通してFDAは、メキシコのCarica de Campecheパパイヤ農場からのマラドールパパイヤも集団感染源の可能性がある(likely)と特定した。当局は、Carica de Campeche由来の可能性のある他のパパイヤブランドを特定しリコールを進めようとしている。
4.CDCは、更なる情報が分かるまで、メキシコからのマラドールパパイヤを消費者が喫食、レストランが提供、並びに小売店が販売しないよう勧告する。
(1)購入したパパイヤがメキシコからのマラドールパパイヤか否か不明な時は、購入元に確かめること。レストラン及び小売店は、サプライヤーに確かめること。
(2)疑いがある時は、喫食、販売又は提供せず、処分すること。
(3)パパイヤが保管されていた調理台、並びに冷蔵庫の引き出し又は棚を洗浄及び殺菌すること。
5.この件は調査中であり、CDCは更なる情報が入手され次第、最新情報を公表する。
 FDAからの情報は、以下のURLから入手可能。
https://www.fda.gov/Food/RecallsOutbreaksEmergencies/Outbreaks/ucm568097.htm
II. 8月7日付け
 検査を通してFDAは、メキシコのCarica de Campecheパパイヤ農場からのマラドールパパイヤも集団感染源の可能性がある(likely)と特定した。8月5日、Agroson’s LLCは、Carica de Campecheにより栽培及び梱包された特定のCaviブランドのマラドールパパイヤをリコールした。当局は、Carica de Campeche由来の可能性のある他のパパイヤブランドを特定しリコールを進めようとしている。
III. 8月8日付け
 現時点では、メキシコからのCaribena、Cavi及びValeryブランドのパパイヤが集団感染に関連しているブランドとして特定されている。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/salmonella/kiambu-07-17/index.html
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