食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04760090149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、活性炭を用いた物理的ろ過による魚油中のダイオキシン類及びダイオキシン様PCB類の除染工程の評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年7月31日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は7月31日、活性炭を用いた物理的ろ過による魚油中のダイオキシン類(dioxins)及びダイオキシン様PCB類(dioxin-like PCBs)の除染工程の評価に関する科学的意見書(2017年7月4日採択、10ページ、doi: 10.2903/j.efsa.2017.4961)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAの「フードチェーンにおける汚染物質に関する科学パネル」(CONTAMパネル)は、ダイオキシン類(ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン類(polychlorinated dibenzo-p-dioxins: PCDDs)及びポリ塩化ジベンゾフラン類(polychlorinated dibenzofurans: PCDFs))及びダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル類(dioxin-like polychlorinated biphenyls: DL-PCBs)の量を低減することを目的とした、魚油の活性炭による吸着及び物理的ろ過からなる除染工程の評価に関する科学的意見を提供した。全ての飼料除染工程は、欧州委員会規則(EU)2015/786で明示されている許容基準を遵守しなければならない。
2. 当該工程の効果及び当該工程が魚油製品の特質及び性質に悪影響を及ぼさないことを論証している知見に関して、飼料事業者から提供されたデータを評価した。
3. 科学文献において記述されているように、当該工程は、PCDD/Fs(84%)及びDL-PCBs(55%)の除去に有効であった。このため、未処理魚油の汚染濃度が、試験されたバッチの(訳注:汚染濃度の)範囲内であると仮定すると、当該工程がこれらの汚染物質に関する現在の欧州連合(EU)の要件を満たすことは可能である。CONTAMパネルは、公表文献で入手可能な知見の参照が、活性炭吸着の使用は魚油の性質にいかなる有害変化ももたらさないことを論証する実用的なアプローチであると考えた。しかし、当該工程は、有益な成分(例えば、ビタミン類)をも除去しかねないことが留意された。廃棄物の安全な処理を論証するための知見が提供された。
4. CONTAMパネルは、飼料事業者が提出した知見に基づき、活性炭を用いた物理的ろ過によって魚油からダイオキシン類(PCDD/Fs)及びDL-PCBsを除去する除染工程案は、2015年5月19日の委員会規則(EU) 2015/786で定める許容基準を遵守していると結論づけた。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2017.4961/pdf
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