食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04750360470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、緊急リスク評価書「中国におけるインフルエンザA(H7N9)、公衆衛生への影響(第7版 2017年7月3日)」を公表
資料日付 2017年7月3日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は7月3日、緊急リスク評価書「中国におけるインフルエンザA(H7N9)、公衆衛生への影響(第7版 2017年7月3日)」(15ページ)を公表した。
 2013年3月31日の新たな再集合体であるインフルエンザA(H7N9)ウイルスの届出以降、鳥インフルエンザA(H7N9)ウイルスの1
,548人の検査確認感染症例が報告された。北半球においてA(H7N9)感染患者が発生して第5回目の冬季となった。今回の流行の波の間に感染者数は、これまでの流行の波に比べて高くなっており、現在のところ発生患者の48%となっている。患者数の増加は生鳥市場の環境汚染が増えたこと及び家きん間でウイルスの循環が増えたことによるところが大きい。前年までの夏季に見られた状況とは対照的に、A(H7N9)ウイルスは家きん集団の中を絶えず循環し、相当数の人に感染している。
 2017年2月には、ヘマグルチニン遺伝子に変異が生じ、家きん類において高病原性に変化した新たなA(H7N9)ウイルスが報告された。この新たな変異体ウイルスは現在の流行の波での750人の患者のうちの25人から検出された。しかしこれらの患者は中国の3省に限定されており、重症度における変化は見られていない。
 高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)と低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)のA(H7N9)ウイルスは鳥類集団で相互循環している。HPAIウイルスでの遺伝的変化は、家きん類での病原性、サーベイランスや管理対策に関連しているであろうが、ヒトへの感染性及びヒト間の感染性が増加したという証拠は現在のところない。
 感染の予防や管理の選択肢はこれまでのリスク評価書に述べていることが依然有効である。
・中国に旅行する際は家きん類への直接ばく露を避け、生鳥市場や庭先飼育農家に行かない。
・感染地域を旅行した場合は、帰国後に呼吸器系での発症や発熱に気を付け、早期の診断と処置のために診察医に渡航歴を告げる。
 A(H7N9)感染者が欧州連合(EU)/欧州経済領域(EEA)に帰国して、ウイルスを持ち込む可能性は排除できない。しかし、ヒトからヒトへの継続した感染の証拠はないことから、ヒト経由で欧州に疾病が拡散するリスクは依然として低いと考えられる。
 当該リスク評価書は以下のURLから入手可能。
https://ecdc.europa.eu/sites/portal/files/documents/2017-07-03-RRA-Disease-China_H7N9_0.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL https://ecdc.europa.eu/en/publications-data/influenza-ah7n9-virus-china-implications-public-health-7th-update-3-july-2017
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