食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04730530110
タイトル カナダ保健省(Health Canada)、ピーナッツアレルギーを有する消費者向けにルピナス(Lupin:ハウチワマメ)に関する注意喚起の情報提供
資料日付 2017年5月18日
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分類2 -
概要(記事)  カナダ保健省(Health Canada) は5月18日、ピーナッツアレルギーを有する消費者向けにルピナス(Lupin:ハウチワマメ)に関する注意喚起の情報提供を行った。概要は以下のとおり。
 同省及びカナダ食品検査庁(CFIA)は、カナダ国民、特にピーナッツアレルギーを有する消費者に対して、ルピナスを含む食品の摂取には潜在的なリスクがあると注意喚起する。
 ピーナッツアレルギーでない消費者がルピナスを摂取後にアナフィラキシーなどのアレルギー反応を起こす例が複数報告されているものの、報告されるアレルギー反応の殆どはピーナッツアレルギーを有する人たちで生じている。
 以下が推奨される。
・ピーナッツアレルギーを有する全ての消費者は、ルピナスを含む製品を避け、摂取する前にアレルギー専門医に相談する。
・ルピナスを避けたい消費者(特にピーナッツアレルギーを有する消費者)は、ルピナスが含まれるかの確認のために成分表をよく読む。
 最近、CFIAには、ルピナス粉を含む製品を摂取しアレルギー反応を起こした消費者がピーナッツアレルギーを有していた例が複数報告されている。ルピナス粉は成分表に表示されていたが、食物アレルギーを有する消費者、特にピーナッツアレルギーを有する消費者が、ルピナスがアレルギー反応リスクになり得るという一般常識を知らないと考えられる。
 ルピナスはマメ科植物で、ピーナッツと同じ科に属する。一部の国では、飼料用顕花植物として広く栽培されているが、ルピナスの種子はヒトの食用にもなる。例えば、ルピナスの種子は粉に加工して種々のベーカリー及びパスタ製品の成分として使用される。殆どの消費者にとっては、ルピナス粉は摂取しても安全である。
 ルピナスを成分とする食品は欧州でより多く見られ、欧州連合(EU)では、ルピナスは優先されるアレルゲンとしてリストに収載されている。一方カナダでは、食品成分としてのルピナスが販売されたのは比較的最近である。ルピナス粉を成分として使用することは普及しつつあると考えられ、一部のカナダ産製品から検出される場合がある。
 カナダ食品医薬品規則では、包装済み食品に関しては、添加される成分の一覧表を食品表示に記載することが義務付けられている。ルピナスが成分として使われる場合は、製品表示の成分表中に記載しなければならない。カナダでは、ルピナスは優先されるアレルゲンとしてリストに収載されていないことから、アレルギーを有する消費者に対して食品表示で情報提供されていても、「(ルピナスが)含まれます」との明示義務はない。
 当該注意喚起に関連して同省は、CFIAによる消費者向けの助言「ルピナスはピーナッツアレルギーを有する消費者にアレルギー反応を起こす場合がある」(5月12日付け)に言及し、消費者にアレルギー反応が生じたことからメーカーがパンケーキミックスを自主回収したと情報提供している。
 当該リコールの詳細は以下のURLから入手可能。
http://www.inspection.gc.ca/about-the-cfia/newsroom/food-recall-warnings/complete-listing/2017-05-12/eng/1494624929022/1494624932238
地域 北米
国・地方 カナダ
情報源(公的機関) カナダ保健省(Health Canada)
情報源(報道) カナダ保健省(Health Canada)
URL http://www.hc-sc.gc.ca/fn-an/label-etiquet/allergen/lupin-notice-eng.php
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