食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04730500149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、RNAiを基に作成した遺伝子組換え(GM)植物のリスク評価を裏付けるベースライン情報の文献レビューを公表
資料日付 2017年6月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は6月9日、RNA干渉(RNAi)を基に作成した遺伝子組換え(GM)植物のリスク評価を裏付けるベースライン情報の文献レビューを公表した。概要は以下のとおり。
 この報告書は、(I)二本鎖RNA(dsRNA)及びマイクロRNA(miRNA)経路の作用機序、(II) dsRNAに由来する低分子干渉RNA(siRNA)又はmiRNAによる非標的遺伝子制御の可能性(potential)、並びに(III)植物組織におけるsiRNAプールの決定及びサイレンシングに対する個々のsiRNAの重要性に関する知見の現状を調査及び要約することを目的として、EFSAが外部に求めた調査(procurement)の成果である。
 本報告書は包括的で体系的な文献検索に基づいており、当該研究分野に関連し、後に様々なキーワードを用いてフィルターにかける190
,000にも及ぶ文献の同定と検索に始まり、タイトル及びアブストラクトを次に選別することになる重点コレクションを作成した。
 報告書は、(I)序論、これは低分子RNA(small RNAs)の分野に関するもの、(II)データ及び手法のセクション、ここには文献検索及び研究選択のために使用される戦略が記述されている、(III)文献レビューの成果、これらは外部に求めた主要3作業課題に従って整理したものである、から構成されている。
 主要3作業課題のうち最初の課題の成果では、哺乳類(ヒトを含む)、鳥類、魚類、節足動物、環形動物、軟体動物、線形動物及び植物におけるdsRNA及びmiRNA経路をレビューしている。8つの分類群専用の章は、調査対象とした10
,000もの表題とアブストラクトから選び重ねた1
,400に及ぶレファレンスに基づいている。ここでは、動植物において様々な種へ変化することなく受け継がれている低分子RNA経路及びdsRNA反応の多様な側面をレビューする。そこには重要なたん白質の構造及び機能と共に以下の4つの基本的機序が含まれている、1.ゲノムがコードする転写後制御(miRNA)、2.長鎖dsRNA(RNAi)に由来する低分子干渉RNA(short interfering RNA)プールによるRNAの分解、3.転写サイレンシング及び4.dsRNAに対する配列非依存性反応である。
 2つ目の作業課題の成果では、低分子RNA及びその標的RNAの間の塩基対形成と動植物における低分子RNAの生物学的作用を予測している。
 最後の作業課題の成果は、方法論、siRNAプール及び植物における低分子RNAの挙動をレビューしている。最後の章では、低分子RNAが種の間で移行する可能性(potential)や哺乳動物の間でmiRNAが循環する可能性について記述している。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2017.EN-1246/pdf;jsessionid=78B1C994F2F3AD7340C43A93D0DBC4DE.f01t03
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