食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04730470470
タイトル 欧州疾病予防管理センター(ECDC)、世界的なより良い食中毒サーベイランスに向けた移行について言及
資料日付 2017年6月8日
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概要(記事)  欧州疾病予防管理センター(ECDC)は6月8日、世界的なより良い食中毒サーベイランスに向けた移行について言及した。
 世界では毎年10人に1人が汚染食品を摂取して主に細菌性下痢の病気に罹患しており、毎年23万人の死亡者が発生している。
 ユーロサーベイランスに本日発表された論文において、PulseNet internationalは、食中毒及び集団食中毒の検出及び対応の改善のために世界中の公衆衛生研究所や検査機関に向けて、全ゲノムシークエンス法(WGS)の使用に共に移行していく活動を提唱している。汚染食品源とヒト症例を関連付けるのにWGSの卓越した能力を用いることは、生命と資金を守ることに繋がる。
 PulseNet International は公衆衛生研究所間の世界的なネットワークであり、細菌性食中毒のサーベイランスに特化している。当該ネットワークは、米国、カナダ、ラテンアメリカ及びカリブ海地域、欧州、アフリカ、中東並びにアジア、大洋州の国と地域の検査機関のネットワークで構成されている。ECDCは、欧州連合/欧州経済領域(EU/EEA)食品及び水媒介疾病及び人獣共通感染症に関する公衆衛生研究所及び検査機関のネットワークを管理しており、データの比較可能性を確保し、更に世界中の衛生地域と連携するために活動している。
 本稿では、全ゲノム多座シークエンス型別法(whole genome Multiple Locus Sequence Typing
, wgMLST)に準拠した一次配列データ解析の世界的標準手法及びそこで導出された命名法が採用される予定であることを述べている。このことは、地域及び世界中の公衆衛生検査機関ネットワーク内での情報共有を促進し、それによって効率性が向上し、現在症例となっていないものに関して複数国でリアルタイムにデータを比較することが可能になる。これは特に海外旅行や貿易の上でも重要である。検証調査、標準プロトコルの開発、品質保証プログラム及び命名に関する共通のステップは承認されている。
 ユーロサーベイランス(Eurosurveillance
, Volume 22
, Issue 23
, 08 June 2017) に掲載された論文「PulseNet International: Vision for the implementation of whole genome sequencing (WGS) for global food-borne disease surveillance」は以下のURLから入手可能。
http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22807
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?ID=1627&List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&Source=http%3A%2F%2Fecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx
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