食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu04720510149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、リスクコミュニケーションガイドライン第3版を公表 (1/2) |
| 資料日付 | 2017年5月24日 |
| 分類１ | - |
| 分類２ | - |
| 概要（記事） | 欧州食品安全機関(EFSA)は5月24日、リスクコミュニケーションのガイドライン「食品が注目を集めるとき：リスクコミュニケーションのための実証済みレシピ」第3版 (欧州連合(EU)加盟国との共同制作、68ページ)を公表した。同日付けの報道発表資料によると、第3版には、(1)食品中のカフェイン(caffeine)及びアクリルアミド(acrylamide)に関する新しい事例研究、(2)科学における不確実性の伝え方に関する新しい概説、(3)ソーシャルメディアの活用について更新した章、が追加された。追加部分の概要は以下のとおり。 1. 新しい事例研究 (1)食品中のアクリルアミド(EFSA、2015年)＜p. 31～33、章番号V.＞ ・背景情報 (省略) ・考慮要因・結論・注釈 (省略) ・検討事項 (省略) ・伝達レベル及び適切な伝達内容、ツール、経路に関する結論 (省略) ・コミュニケーションに関する結論及び学習結果 2014年及び2015年に公表した報道発表資料は、高いトラフィック(通信量)を記録した。メディア報道の追跡調査により、様々な国々において意見書の様々な側面に興味をもたれていることが判明した。例えば、トーストやポテトチップスを大きく取り上げた国々もあれば、コーヒーやフライドポテトにスポットを当てた国々もあった。 EFSAのウェブサイトへのアクセス指標(engagement indicators)により、(訳注：アクリルアミドに)高い関心が示された。つまり、ほとんどの利用者は、記事全体を読み、また、追加情報を見つけるためにサイトに留まった。トラフィックの確立された供給源であるニュースレター「EFSAハイライト」及びグーグルは、継続して重要な役割を果たし、インデックス作成及び検索エンジン最適化(訳注：ネット検索の結果として、自らのウェブサイトを上位に表示させる取組)の重要性が強調された。 EFSAにとって最も興味深いことに、食品中のアクリルアミドに関する伝達情報は、ソーシャルメディアによって以前の案件より積極的に伝えられた。これにより、重要な結果が引き出された。つまり、ツイッターは、EFSAのコンテンツに対するトラフィックの重要な供給源になっているが、リンクトイン(LinkedIn、訳注：仕事に特化した世界最大級のソーシャル・ネットワーク(SN))やフェイスブック(Facebook)のようなSNも重要になってきた。ソーシャルメディアに対する構造化した計画がEFSAのコンテンツの可視性を高めた。このコンテンツ(訳注：アクリルアミドに関する情報)に対する、ソーシャルメディアからEFSAのウェブサイトへのトラフィックの量は、EFSAのコンテンツの平均的なトラフィックの2倍に上った。食品中の加工汚染物質に関するインフォグラフィック及びEFSAの既存の動画が、EFSAのウェブサイトのコンテンツの注目度(visibility)を高め、ソーシャルメディアにおける投稿数を増加させた。また、インフォグラフィック及びEFSAの動画は、各EU加盟国の担当機関及びニュースを広める組織や人々(メディア、消費者団体、ツイッターのフォロワーが多い影響力のある投稿者等)にとって役立つ資料となった。 (2)カフェインの安全性(EFSA、2014年)＜p. 34～36、章番号V.＞ ・背景情報 (省略) ・考慮要因・結論・注釈 (省略) ・検討事項 (省略) ・伝達レベル及び適切な伝達内容、ツール、経路に関する結論 (省略) ・結果及び教訓 欧州委員会(EC)は、カフェインを含有する特定の製品の販売に関する意思決定を伝えるため、(訳注：EFSAの科学的意見書の)結論を活用することになる。 EFSAの科学的意見はメディアの高い注目を集め、ほとんどの報道は、対象読者に応じて分かり易くした資料からの引用と共に、判断の基準として(EFSAの)広報用成果物を活用していた。 評価では、文書作成の早期の段階において利害関係者の参考意見を得ることの重要性が強調された。EFSAは、EU加盟国、消費者団体、産業界及びその他の団体と広く協議を行った。 平易な言葉による概要説明は、一般市民及びメディアの両方にとって重要である「基本的な」質問に対処し、適切に使用した場合において重要なツールになる。平易な言葉は、取り付きにくい専門的な報告書になりかねないものを、理解しやすく、包括的なものにする。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源（公的機関） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| 情報源（報道） | 欧州食品安全機関（EFSA） |
| URL | https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/corporate_publications/files/riskcommguidelines170524.pdf |
（※注）食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要（記事）は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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