食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04720080364
タイトル 台湾行政院農業委員会、養蜂農家の懸念を取り除くためイミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジンの3種類の殺虫剤についてライチ及びリュウガンへの使用を2年間停止する旨公表
資料日付 2017年5月18日
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分類2 -
概要(記事)  台湾行政院農業委員会は5月18日、養蜂農家の懸念を取り除くためイミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジンの3種類の殺虫剤についてライチ及びリュウガンへの使用を2年間停止する旨公表した。概要は以下のとおり。
 今年は暖冬の影響を受け、ライチやリュウガンは出穂・開花が十分ではなかったこと等からこれらから蜜があまり採れなかった。また、今年初めにイミダクロプリド等ネオニコチノイド系農薬についてライチにおけるカメムシ防除への適用拡大を認可したことから、養蜂農家団体は懸念を抱き、メディアからは強い関心が寄せられた。このため、同委員会は18日に関連の専門家等を招き会議を開催し、農薬によるミツバチへの急性毒性及び慢性毒性の影響について十分に討論を行い以下のコンセンサスを得た。これまでの台湾におけるモニタリング結果によると、イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジンの3種類の殺虫剤によるミツバチの中毒事案は発生していないが、ハチにおけるイミダクロプリドによる慢性中毒に関して養蜂農家が懸念を抱いていることから、これを取り除くため欧州連合(EU)のやり方を参考に、イミダクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジンの3種類の農薬についてライチ、リュウガンにおける使用方法及び範囲を2年間削除する旨決議した。
 同委員会は更に国内のモニタリング結果から、ミツバチに急性中毒を引き起こす農薬の種類は主にフィプロニル、フルバリネート、クロルピリホス、カルバリルであることが示されたとし、その原因は果物農家が開花期の施用を避けなかった、又は養蜂農家がミツバチヘギイタダニを防除する際にミツバチに誤って危害を及ぼしたためと考えられるとの見解を示した。同委員会動植物防疫検疫局は新たな科学的根拠及び中毒事案の調査結果に基づき、今後も引き続き農薬のミツバチへの影響を評価し、関連の措置を検討していくとしている。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院農業委員会
情報源(報道) 台湾行政院農業委員会
URL http://www.coa.gov.tw/theme_data.php?theme=news&sub_theme=agri&id=6938
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