食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04710490302
タイトル 米国農務省(USDA)農業研究局(ARS)、より迅速で安価な食品由来毒素検出検査法に関して公表
資料日付 2017年5月10日
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概要(記事)  米国農務省(USDA)農業研究局(ARS)は5月10日、より迅速で安価な食品由来毒素検出検査法に関して公表した。概要は以下のとおり。
 食品安全分野に朗報:ARSの研究者は、主要な食品由来毒素を検出するのに、現行の検査よりも迅速に高感度で安価な新しい検査法を開発した。
 様々な毒素を作る細菌の黄色ブドウ球菌は、最も一般的な食中毒の原因の一つである。このような毒素の一つであるブドウ球菌エンテロトキシンE型(SEE)は、米国及び他国において集団感染に関連してきた。
 米国疾病管理予防センター(CDC)によると米国では、毎年食中毒で4
,800万人超が発症、12万8千人が入院、3千人が死亡している。そのグループの中で、ブドウ球菌性食中毒は、毎年推定24万人の患者、1千人の入院、6人の死亡の原因となっている。
 ARSは、食品における特にSEEを検出するT細胞検査法を開発した。T細胞は、体の免疫システム反応に役立つ白血球の一種である。これらの毒素の現行の検出手法は動物モデルで、高価で低感度で再現が難しい。毒素検出に使用される他の検査では、公衆衛生に脅威を与える活性毒素とそうでない不活性化毒素を区別できない。
 動物モデル検査法では、同じ時間で活性毒素を100%の確率で検出する新しいT細胞検査と比較して50%の確率でしか検出しない。更にT細胞検査法は、他の検査では48から72時間要するのと比較して5時間以内に毒素を検出する。
 T細胞検査法は、食品メーカーには販売前に製品をより安全に保ち、公衆衛生当局には食品由来集団感染の原因追跡に使用できる。
 ARSは、新しいT細胞検査法の特許申請中である。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国農務省(USDA)
情報源(報道) 米国農務省(USDA)
URL https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2017/a-faster-less-costly-test-detects-foodborne-toxin/
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