食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04710410149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、農薬有効成分及びそれらの代謝物類に特化した主な遺伝毒性エンドポイントを網羅するデータベースの編集を外部委託した科学的報告書を公表
資料日付 2017年5月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月17日、農薬有効成分及びそれらの代謝物類に特化した主な遺伝毒性エンドポイントを網羅するデータベースの編集をイタリアのポロ大学とミラノ大学のコンソーシアムに外部委託した科学的報告書(2017年5月2日承認、125ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2017.EN-1229)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 食品産品及び飼料産品における農薬の最終残留物は、規則(EC) No 1107/2009に基づき、委員会規則(EU) No 283/2013の要件に従って適切に特定される必要がある。この情報は、食事経由リスクの評価に用いる残留物定義を導き出すために必要である。
2. EFSAは2009年、リスク評価のための残留物定義の決定に関する科学的手引書の作成に資するための作業計画を開始した。
3. EFSAの「植物保護製剤及びそれらの残留物に関する科学パネル」(PPRパネル)は2012年、食事経由リスクの評価に用いるための農薬代謝物類の毒性学的関連性に関する科学的意見書を採択した。また、同意見書において、PPRパネルは、残留農薬の遺伝毒性評価に用いる定量的構造活性相関(QSAR)モデルとみなし代用(read across)の組合せを含めた統合したアプローチの適用により、農薬有効成分及びそれらの代謝物類に特化した堅牢なデータベースが利用可能になることが示唆されると指摘した。
4. この調査事業の全体的な目的は、農薬有効成分とそれらの代謝物類に特化した、様々な遺伝毒性エンドポイント(即ち、点突然変異、染色体の構造異常及び数的異常)を網羅するデータベースを編集することである。EFSAと当コンソーシアムが合意した方法論に基づき、各物質及び各代謝物(及び利用可能な場合には各不純物)について、データ収集、データ抽出及びデータ入力を行った。このデータベースは、遺伝毒性ハザードの予測及び指標に用いるin-silicoツール(即ち、QSAR、グルーピング及びみなし代用)を補完する実用的なツールに相当するものである。更に、このデータベースは、それらのin-silicoツールの特異性及び感度を高め、また、in-silicoツールが適用可能な化学領域を拡大させることが期待される。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2017.EN-1229/pdf;jsessionid=AE4E98F99334431F580D2BB3E1E7508D.f01t01
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