食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04710150149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換えAspergillus niger XYL株由来の食品用酵素エンド-1.4-β-キシラナーゼに関する科学的意見書を公表
資料日付 2017年5月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は5月10日、遺伝子組換えAspergillus niger XYL株由来の食品用酵素エンド-1.4-β-キシラナーゼに関する科学的意見書を公表した。概要は以下のとおり。
 遺伝子組換えは、安全性の懸念を引き起こさない。当該食品用酵素は、生産株及び組換えDNAの何れも含まない。エンド-1.4-β-キシラナーゼは、ベーキング工程に使用することを意図している。個々の食品加工に対する推奨された最大レベルに基づき、食品用酵素の総有機固形物(TOS)への摂食由来のばく露量を、EFSAの包括的欧州食品摂取量データベースの個々のデータを基に推定した。
 今回の推定ばく露量は、欧州の住民において、0.013mgTOS/kg体重/日を下回った。遺伝子組換えの実施、加工工程、提供された組成及び生化学のデータ並びにアレルゲン性及びばく露量評価に関連した安全性の懸念は、特定されなかった。アレルゲン性は、既知のアレルゲンのアミノ酸配列と比較することにより評価し、合致するものは見出されなかった。
 EFSAの「食品接触材料、酵素、香料及び加工助剤に関する科学パネル」(CEFパネル)は、エンド-1.4-β-キシラナーゼの食事由来の摂取によるアレルギー反応の可能性は低く、従って、安全性の懸念を引き起こさないと結論付けた。
 全身毒性は、げっ歯類において、90日反復経口投与毒性試験により評価した。無毒性量(NOAEL)は、雄及び雌が、それぞれ、4
,095 mgTOS/kg体重/日及び4
,457 mgTOS/kg体重/日と算出され、摂食由来のばく露量と比べると、結果として、十分なばく露マージンがあった。
 しかしながら、遺伝毒性のデータが不十分であった。エームス試験において使用した微生物株の推奨した組み合わせがないこと、即ち、Salmonella Typhimurium TA102及びEscherichia coli WP2の欠如により、遺伝子変異を引き起こすDNA酸化の可能性又は架橋メカニズムに関し、結論を導き出せない。従って、遺伝毒性に関し最終結論を導き出せない。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/4755
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