食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04700140149
タイトル 欧州連合(EU)、植物保護資材としてオレガノ精油を不認可
資料日付 2017年2月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は2月11日、植物保護資材(basic substance)としてオレガノ精油(Origanum vulgare L. essential oil)を不認可とする委員会施行規則(EU) 2017/241を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)は2015年10月19日、規則(EC) No 1107/2009第23条第3項に基づき、植物保護資材としてのオレガノ精油の認可を目的とした申請書をInstitut Technique de l‘Agriculture Biologique (ITAB)社から受理した。
2. ECは、欧州食品安全機関(EFSA)に科学的支援を求めた。EFSAは2016年6月22日、当該物質に関する技術的報告書をECに提出した。
3. EFSAの技術的報告書において、特に農薬用途を介した当該精油及びその成分であるカルバクロール(carvacrol)、γ-テルピネン(gamma-terpinene)、1
,8-シネオール(1
,8-cineole)へのばく露に関して明確な懸念が確認され、その結果、農薬等の施用者、農場作業者、通行人、消費者及び非標的生物へのリスクの評価を確定することができなかった。
4. ECは、EFSAの技術的報告書及び検証報告書案に関する意見を出すよう申請者に勧告した。申請者が意見を提出し、その意見は慎重に検討された。
5. しかし、申請者の主張にも拘らず、当該物質に関する懸念を排除することはできない。
 以上の経緯及び観点から、委員会施行規則(EU) 2017/241に基づき、植物保護資材としてオレガノ精油を認可しないことになった。委員会施行規則(EU) 2017/241は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32017R0241&from=EN
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