食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04700010492
タイトル 台湾衛生福利部食品薬物管理署、ダイオキシンの含有量調査分析において鶏卵1検体からダイオキシンが5.2pg/g脂肪検出された旨公表
資料日付 2017年4月21日
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分類2 -
概要(記事)  台湾衛生福利部食品薬物管理署は4月21日、ダイオキシンの含有量調査分析において鶏卵1検体からダイオキシンが5.2pg/g脂肪検出された旨公表した。同署が国立成功大学に委託していた「竹苗地区における食品中のダイオキシン含有量調査分析」計画により、同地区における食品中のダイオキシンのバックグラウンド値についてモニタリングが行われていたが、18日、鶏卵1検体のダイオキシン含有量が5.2pg/g脂肪で、台湾の「食品中に含まれるダイオキシン及びダイオキシン様PCBの処理規範」に示されるダイオキシンの規制値である2.5pg/g脂肪を上回ったとの通報を実施機関から受けた。
 同署が直ちに鶏卵検体のサンプリング地点である卸売業者(頭?市)に対して調査を行ったところ、同業者が取り扱う鶏卵は駿億、鴻彰、財源(芳苑地区)の3つの採卵養鶏場のものであることが分かった。同署は関連当局が引き続き連携し、関与が疑われる業者や採卵養鶏場を調査するとし、この他に以下のことを公表した。
1. 農業委員会は駿億、鴻彰、財源の3つの採卵養鶏場において、差し押えを行い、出荷を禁止する
2. 上記の3つの採卵養鶏場が生産した卵は予防的に店頭から撤去する(4月22日午後3時まで)
3. 差し押えが解除されるまでは、上記3つの採卵養鶏場の卵を使用する川下企業はそれを使用してはならない
 農業委員会は汚染源と疑われる家きん農場内の家きん及び鶏卵に対して7日間の移動制限及びダイオキシン検査を行い、環境保護署は家きん農場の環境媒体(空気、水、土壌、周辺の植物)について検査を行う。
 今回、鶏卵1検体から「食品中に含まれるダイオキシン及びダイオキシン様PCBの処理規範」を上回る濃度のダイオキシンが検出されたが、これまでの食品中のダイオキシンモニタリング及びリスク評価結果から、仮に日常的にこの卵を喫食したとしても生涯ばく露量は平均0.49pg/kg体重/日であり、世界保健機関(WHO)が提言する1~4pg/kg体重/日を下回ることが示された。政府は引き続き食事からのばく露のリスクを監視・コントロールしていく。

訳注:4月26日に公表された検査結果において、駿億及び財源の2つの採卵養鶏場におけるダイオキシン含有量には異常がないことが示された。
http://www.mohw.gov.tw/news/645960384
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾衛生福利部
情報源(報道) 台湾衛生福利部
URL http://www.mohw.gov.tw/news/645960361
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