食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04680340294
タイトル 世界保健機関(WHO)、現在の鳥・豚インフルエンザウイルスによる感染者情報を公表
資料日付 2017年2月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は2月14日、現在の鳥・豚インフルエンザウイルスによる感染者情報を公表した。概要は以下のとおり。
1.A(H5)ウイルスによる感染状況
 前回の更新(1月16日)以降、新たなA(H5)ウイルスの感染検査確定症例のWHOへの報告は無い。インフルエンザA(H5)亜型ウイルスは、ヒトに発症する可能性があり(potential)、今までインフルエンザA(H5N1)及びA(H5N6)ウイルス以外はヒトの症例が報告されていない。国際獣疫事務局(OIE)が受けた報告によると、様々なインフルエンザA(H5)亜型ウイルスが西アフリカ、欧州及びアジアで引き続き鳥から検出されている。2016年6月からアフリカ、アジア及び欧州のいくつかの国々で、野鳥及び家きんからは非常に多くのインフルエンザA(H5N8)ウイルスも検出されている。
2.A(H7N9)ウイルスによる感染状況
 今回の報告期間(1月17日~2月14日)に、中国から305人のA(H7N9)ウイルスの検査確定症例の届出があった。
 2月14日現在、少なくとも380人の死亡を含め、合計1
,223人のA(H7N9)ウイルスによるヒト感染確定症例の届出があった。
 WHOは、更にヒトの症例が予想されるが、このウイルスはヒトからヒトへ持続的な感染能力を獲得していないと分析している。
3.豚インフルエンザ
 A(H1N1)vウイルスによる感染状況
 イタリアの豚インフルエンザA(H1N1)vウイルスのヒト感染症例報告が2月2日、Eurosurveillance誌に発表された。患者は、40代男性で基礎疾患(肥満)があり、2016年10月、重症の急性呼吸促迫症候群を発症した。症例は、発症後4日目に診療を受け、両側性肺炎の診断で入院した。彼の臨床症状はすぐに悪化し、彼は人工呼吸管理されており、体外式膜型人工肺を装着した。鼻腔スワブ検体及び下気道検体が採取された。それらはインフルエンザAウイルス抗原に陽性で、オセルタミビル治療が開始された。患者は回復し、1か月後退院した。イタリアの保健当局の情報によると、患者は養豚場で豚との接触があった。
 スイスは2月1日、豚インフルエンザA(H1N1)ウイルスのヒト感染症例を通知した。症例は、23歳のスイス在住男性農業従事者であった。症例が働く農場の豚の検体も検査でA(H1N1)ウイルス陽性であった。この件に関連した更なるヒト症例は、報告されなかった。
 WHOは、更にヒトの症例が予想されるが、これらのウイルスはヒトからヒトへ持続的に感染する能力を獲得していないと分析している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_02_14_2017.pdf?ua=1
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