食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04670350450
タイトル Eurosurveillance:「フランスで2015~2016年の冬期に新興した高病原性H5鳥インフルエンザウイルス:系統発生分析及び人獣共通感染症の可能性の指標」
資料日付 2017年3月2日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Eurosurveillance (Volume 22
, Issue 9
, 02 March 2017)に掲載された論文「フランスで2015~2016年の冬期に新興した高病原性H5鳥インフルエンザウイルス:系統発生分析及び人獣共通感染症の可能性の指標(Emerging highly pathogenic H5 avian influenza viruses in France during winter 2015/16: phylogenetic analyses and markers for zoonotic potential)、著者F Briand( Anses
, フランス)ら」の概要は以下のとおり。
 いくつかの新たな高病原性(HP)H5鳥インフルエンザウイルス(AIV)が、それらにはHP H5N1も含まれるが、2015年11月以降フランス南西部の家きん農場で検出されている。これらのAIVの人獣共通感染症となる可能性や起源が懸念されている。H5N1(150169a)、H5N2(150233)及びH5N9(150236) 各亜型の1ウイルスの特性分析がなされた。
 全てが家きん類にとって高病原性であることが示された。それぞれのHAたん白質中に多塩基性開裂部位の存在が分子生物学的に示されており、従来の鳥のH5 HPAIウイルスでは未確認であった1シークエンス(HQRRKR/GLF)があることが、あるいは実験的にin vivoでH5N1 HP 分離株における静脈内接種指標が2.9と示された。次世代シークエンシング法(NGS)から得られた全ゲノムに基づく系統発生分析では、分離株3株の8つのウイルス分節は、鳥のユーラシア発生系統の全部分であったが、Gs/Gd/1/96様系統とは異なっていた。
 哺乳類に適応し毒性をもつことの調節に関連する特定のアミノ酸の位置の遺伝的特性分析の研究から、現在これらのウイルスがAIVの最も特徴的な分子生物学的特性を有しており、ヒトへの、又はヒト間での効率的な気道感染に求められる幾つかの大きな特性を欠損していることが示された。それゆえ、これらの3分離株に重大な大流行を起こす可能性はないと推測する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) Eurosurveillance
情報源(報道) Eurosurveillance
URL http://www.eurosurveillance.org/ViewArticle.aspx?ArticleId=22729
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