食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04660030314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は2月、鉛を含まない非鉛弾と狩猟で得られる肉中の鉛汚染の低減に関する論文を公表
資料日付 2017年2月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は2月、鉛を含まない非鉛弾と狩猟で得られる肉中の鉛汚染の低減に関する論文を公表した。概要は以下のとおり。
 狩猟で得られる肉は、比較的高い濃度で鉛を含む食品に属する。BfRは、鉛弾と非鉛弾によるジビエ(ノロジカ(Capreolus capreolus)及びイノシシ(Sus scrofa))における鉛汚染の影響を比較するリサーチプロジェクトを行った。それに関する論文がこのほど公表された。
 強い毒性を有する鉛は、食品経由の摂取に関する安全なレベルの設定は考えられない。従って、鉛摂取の最小化をする努力が行われるべきである。
 当該研究の結果、鉛弾により、狩猟で得られる肉中の鉛濃度が有意に上昇することが明確に示された。鉛弾の構造についても研究が行われた。
 ノロジカにおける鉛汚染は、弾丸の破片と比べて、破壊されない弾丸でより大きくなる傾向が見られたのは予想外であった。イノシシではこのような影響は見られなかった。
 ノロジカでは、発射された弾丸の着弾点が鉛汚染度に影響すると考えられる。骨に当たった例で、高濃度の鉛が認められた。イノシシでは、骨に当たったか否かにより鉛汚染度に有意な差異は見られなかった。
 消費者保護の観点から、鉛の摂取量を最小限にするために、狩猟で得られる肉に関する適切な衛生措置との組み合わせで非鉛弾を使用することが推奨される。
 この論文「狩猟で得られる肉中の鉛含有量の低減:「狩猟で得られる肉の食品安全」に関する研究結果」(12ページ)(Christine Muller-Grafら、Wageninngen Academic Publishers、Game Meat Hygiene、Good safety and security、2017年1月30日オンライン公表)は以下のURLから入手可能。
http://www.wageningenacademic.com/doi/pdf/10.3920/978-90-8686-840-7_12
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/reduction_of_lead_contents_in_game_meat__results_of_the_food_safety_of_game_meat_obtained_through_hunting_research_project-200009.html
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。