食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04660010149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ラットにおけるミネラルオイル炭化水素類の生体蓄積性及び毒性(ヒトの食事経由ばく露に関連する広範な混合物の様々なサブクラスの特異性)の研究を外部委託した科学的報告書を公表
資料日付 2017年2月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は2月22日、ラットにおけるミネラルオイル炭化水素類(mineral oil hydrocarbons)の生体蓄積性及び毒性(ヒトの食事経由ばく露に関連する広範な混合物の様々なサブクラスの特異性)の研究をフランス国立農学研究所(French National Institute for Agricultural Research: INRA)に外部委託した科学的報告書(2016年9月12日承認、98ページ、doi:10.2903/sp.efsa.2017.EN-1090)を公表した。概要は以下のとおり。
1. この研究の目的は、雌のFischer 344ラットにおけるミネラルオイル飽和炭化水素類(mineral oil saturated hydrocarbons: MOSH)の体内動態及び影響を調べることであった。
2. 当該動物に、対照飼料又は様々なMOSH混合物を40~4
,000mg/kg飼料の濃度範囲で含有する飼料を120日間給餌した。様々なサンプリング時刻に肝臓、脾臓、脂肪組織及び死体の残りの部位におけるMOSHを分析した。臨床影響に加え、肝小肉芽腫、肝炎、免疫機能のかく乱が、調査した主な毒性学的エンドポイントであった。関節炎の症状をDAラットにおいて明確に調べた。
3. 試験結果により、MOSHの蓄積性は、被験混合物に依存するが、常に主として肝臓に蓄積し、脂肪組織及び脾臓においては、それほどではないことが示される。蓄積される炭化水素類の観点から、肝臓と脂肪組織には大きな違いがある。即ち、脂肪組織に蓄積した分画は、投与混合物の大半の揮発性成分に相当する一方、肝臓には、当該混合物の大半の揮発性成分及び最も沸点の高い成分は、ほとんど存在しない。また、炭化水素類の種類も異なる。ばく露を止めると、肝臓におけるMOSH濃度の有意な減少が認められたが、脂肪組織では認められなかった。MOSHへのばく露により、肝臓の絶対重量及び相対重量の有意な増加をもたらし、その影響は、用量依存的であるが、被験混合物にも依存する。様々な混合物の肝肉芽腫を誘発する能力に大きな差があった。n-アルカン類の含有率が最も高い混合物に最も高い発生率が認められ、この分画が肝肉芽腫の発生に重要な役割を果たし得ることが示唆される。
4. 被験混合物や試験した用量に関係なく、免疫機能に影響は見られなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/sp.efsa.2017.EN-1090/pdf
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