食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04650720475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、栄養表示システムは国民の健康問題の観点から適切性を証明するには不十分であると評価されたことを発表
資料日付 2017年2月14日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は2月14日、栄養表示システムは国民の健康問題の観点から適切性を証明するには不十分であると評価されたことを発表した。
 消費者のための栄養表示システム(SIN)の栄養面の適切性の分析に関する意見書を発表した。食品の選択へのシステムの効果から、国民全体の一部の疾病の発生率の低減にこの様なシステムの実施が与える影響を評価した。現在入手可能な情報では、試験対象となったSINの、国民の健康改善の観点から栄養面への適切性は証明されなかった。
 SINは視覚的な形式(ロゴ、色、図表など)で、2016年12月以降全ての事前包装された食品の裏側への義務的な表示に加え、消費者のために総合的な栄養情報を包装上に表示する。
 SINの栄養面での適切性とは、食品選択へのシステムの効果によって国民全体の疾病の発症率を減少することができることである。それ故、栄養表示は単に食品の栄養学的性質に関する情報を提供するだけでなく、消費者が持続的に食習慣を改善するためにこれらの情報を活用する必要がある。
 この様な観点から、まず栄養(栄養素又は他の物質の摂取、カロリー、栄養面から見た食事)に関するSINの適切性を条件付けるための全ての調査項目を特定した。この分析によって、例外なく漠然と種々の国民層にとって必要な栄養を提供するシステムは、食生活に関連する国民の健康問題という観点で適切な項目全てを考慮しないと考えられる。
 次に国民の健康という目的に消費者の行動を向かわせることができるかどうか評価した。SINの消費者への効果に関する調査数は限られていて、量的な項目(買い物の頻度)及び質的な項目(情報の理解、買い物の栄養学的な質)に関して対照的な結果を示した。消費者が知覚した情報にバイアスがかかったり、不適切な行動を誘導する後光効果などの、逆効果が表れる可能性が考えられる。SINの実施と健康の決定要素との直接的な関連を示すデータは現在ない。
 報告書(フランス語、44ページ)は下記URLから入手可能:
https://www.anses.fr/fr/system/files/NUT2016SA0017.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/syst%C3%A8mes-d%E2%80%99information-nutritionnelle-un-niveau-de-preuve-insuffisant-pour-d%C3%A9montrer-leur
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