食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04650260294
タイトル 世界保健機関(WHO)、現在の鳥インフルエンザウイルスによる感染者情報を公表
資料日付 2017年1月16日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は1月16日、現在の鳥インフルエンザウイルスによる感染者情報を公表した。概要は以下のとおり。
1.A(H5)ウイルスによる感染状況
 前回の更新(12月19日)以降、新たなA(H5)ウイルスの感染検査確定症例のWHOへの報告は無い。インフルエンザA(H5)亜型ウイルスは、ヒトに発症する可能性があり(potential)、今までインフルエンザA(H5N1)及びA(H5N6)ウイルス以外はヒトの症例が報告されていない。国際獣疫事務局(OIE)が受けた報告によると、様々なインフルエンザA(H5)亜型ウイルスが西アフリカ、欧州及びアジアで引き続き鳥から検出されている。2016年6月からアフリカ、アジア及び欧州のいくつかの国々で、野鳥及び家きんからは非常に多くのインフルエンザA(H5N8)ウイルスも検出されている。
2.A(H7N9)ウイルスによる感染状況
 今回の報告期間(12月20日~1月16日)に、中国から110人のA(H7N9)ウイルスの検査確定症例の届出があった。106症例が中国本土、3症例が香港、1症例がマカオで報告された。
 1月16日現在、少なくとも359人の死亡を含め、合計918人のA(H7N9)ウイルスによるヒト感染確定症例の届出があった。
 WHOは、更にヒトの症例が予想されるが、これらのウイルスはヒトからヒトへ持続的な感染能力を獲得していないと分析している。
3.A(H7N2)ウイルスによる感染状況
 今回の報告期間に、米国から1人のA(H7N2)ウイルスの検査確定症例の届出があった。有力な(likely)ヒトへの感染源は、A(H7N2)ウイルスに感染したネコとの濃厚接触を通してである。感染は軽症で患者は回復した。今のところ、ウイルスのヒトからヒトへの感染は出ていない。ネコは、鳥インフルエンザウイルスの典型的寄主ではないが、ネコは過去にこのようなウイルス(例えば、別の鳥インフルエンザウイルス及びヒトの季節性インフルエンザウイルス)に感染している。
 WHOは、ウイルスが引き続き循環してネコに感染し、ヒトが感染ネコと濃厚な接触をすれば更なるヒトの症例が予想されるが、このようなことはまれであり、このウイルスがヒトからヒトへ簡単に感染する能力を獲得していないと分析している。
4.A(H9N2)ウイルスによる感染状況
 中国から広東省の7か月の女児1人の新たなA(H9N2)ウイルスの検査確定症例の届出があった。症例は12月11日、軽症で入院せずに回復した。彼女は、発症前生鳥市場へのばく露があった。報告時に症例の濃厚な接触者に異常は認められなかった。鳥インフルエンザA(H9N2)ウイルスは、中国で家きんの風土病である。
 WHOは、更にヒトの症例が予想されるが、これらのウイルスはヒトからヒトへ持続的に感染する能力を獲得していないと分析している。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/influenza/human_animal_interface/Influenza_Summary_IRA_HA_interface_01_16_2017_FINAL.pdf?ua=1
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