食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04630330104
タイトル 米国疾病管理予防センター(CDC)、ニューヨーク市の動物保護施設でネコから鳥インフルエンザA(H7N2)を検出、ヒト1人感染を公表
資料日付 2016年12月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国疾病管理予防センター(CDC)は2016年12月22日、ニューヨーク市の動物保護施設でネコから鳥インフルエンザA(H7N2)が検出され、ヒト1人が感染した旨を公表した。概要は以下のとおり。
 12月9日、ニューヨーク市の動物保護施設でネコの鳥インフルエンザA(H7N2)ウイルス集団感染が始めて報告された。CDCは、影響を受けたニューヨーク市の動物保護施設で、感染ネコの呼吸器分泌物と緊密で長期にわたる無防備のばく露がある関連したヒトの感染1症例を確認した。患者は、比較的軽度の病状で回復に向かっている。現時点で、このウイルスのヒトからヒトへの感染は確認されていない。CDCは、このウイルスによる公衆衛生リスクは低いと考えているが、CDC並びに州及び地方公衆衛生当局は病気のネコへのばく露に関連した他のヒトでの感染を特定するための定期調査を行い、このウイルスのヒトからヒトへの伝播が生じていないことを確保している。
 鳥インフルエンザウイルスは、めったにネコで報告されていないが、鳥インフルエンザウイルスを含めネコがインフルエンザに感染することは可能である。米国ではこれが3例目のヒトの鳥インフルエンザA(H7N2)感染である。以前、2002年(バージニア)及び2003年(ニューヨーク)で類似したH7N2のヒトへの感染が2症例あった。1症例は、感染した家きんへのばく露に関連していた。2人目の感染源は、特定できなかった。H7N2ウイルス感染で発症した2人共、完全に回復した。ヒトの他の鳥インフルエンザウイルス感染は、ほとんどが長期にわたる感染した鳥との濃厚な接触に起因する。
 この集団感染の間、感染ネコへのばく露のあった350人超が、H7N2感染の検査を受けた。ニューヨーク市公衆精神衛生局(Department of Health and Mental Hygiene)が報告した患者だけが、唯一検出されたヒトの感染であった。鳥を介した稀なヒトの鳥インフルエンザ感染の経験と合わせて考えると、このことは、ヒトの感染リスクは低いが、ばく露の期間及び強度により増加する可能性があることを示している。このネコの集団感染に関連して、更なるヒトの感染が検出される可能性がある。H7N2感染者との接触によるヒトの感染リスクも低いと考えられる。このウイルスによる公衆(感染ネコ又は感染者への接触の無い人々)へのリスクは、現時点では非常に低いと考えられる。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/疾病管理予防センター(CDC)
情報源(報道) 米国疾病管理予防センター(CDC)
URL https://www.cdc.gov/flu/spotlights/avian-influenza-cats.htm
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