食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04630290294
タイトル 世界保健機関(WHO)、サウジアラビアのMERS-CoV感染者情報を更新(2016年12月16~31日)
資料日付 2017年1月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は1月17日、サウジアラビアのMERS-CoV感染者情報を更新した。概要は以下のとおり。
 サウジアラビア政府の担当部局(National IHR Focal Point for the Kingdom of Saudi Arabia)から12月16日から12月31日の間に、2人の死亡症例を含め15人のMERS-CoV追加感染確定症例の届出があった。以前報告されたMERS感染症例5人の死亡報告もあった。
 15人の感染確定症例のうち、食品摂取由来の可能性があるのは、下記の4症例であった。
1.Taif地域Khurmah city在住のサウジアラビア人49歳男性は、12月25日に発症、12月29日に入院した。併存症のある患者は、12月30日、検査でMERS-CoV陽性と出た。彼は発症前の14日間、ラクダとの接触及びその生乳の摂取歴があった。現在患者は安定しており、病棟の陰圧隔離室に収容されている。農業省に通知され、ラクダの調査が続行中である。
2.Madinah地域 Madinah city在住のサウジアラビア人66歳男性は、12月21日に発症、12月26日に入院した。併存症のある患者は、12月28日、検査でMERS-CoV陽性と出た。彼は発症前の14日間、ラクダとの接触及びその生乳の摂取歴があった。現在患者は安定しており、病棟の陰圧隔離室に収容されている。農業省に通知され、ラクダの調査が続行中である。
3.Makkah地域 Makkah city在住のサウジアラビア人47歳男性は、12月17日に発症、12月18日に入院した。併存症のある患者は、12月19日、検査でMERS-CoV陽性と出た。彼は発症前の14日間、ラクダとの接触及びその生乳の摂取歴があった。現在患者は安定しており、病棟の陰圧隔離室に収容されている。
4.Madinah地域 Mahd Aldhahab city在住のサウジアラビア人60歳男性は、12月1日に発症、12月6日に入院した。併存症のある患者は、12月11日、検査でMERS-CoV陰性と出た。12月14日、別の鼻咽頭スワブが採取され、12月15日、MERS-CoV陽性と出た。患者は、病棟の陰圧隔離室に収容されたが病状が悪化し、12月24日、死亡した。彼は発症前の14日間、ラクダとの接触及びその生乳の摂取歴があった。農業省に通知され、ラクダの調査が続行中である。
 2012年9月以降、世界中からWHOにMERS-CoV確定症例1
,879人の届出があり、少なくとも666人の関連死亡者が含まれている。
 WHOは、今のところヒトからヒトへの感染は主に医療現場で起きており、追加症例の届出によって総合的なリスク評価に変更は無いとしている。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/csr/don/17-january-2017-mers-saudi-arabia/en/
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