食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04620990325
タイトル 米国衛生研究所(NIH)、NIH助成の専門家パネルによるピーナッツアレルギー予防のための臨床ガイドラインを公表
資料日付 2017年1月5日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事) (注 この臨床ガイドラインは米国において医療提供者向けに作成されたものであり、独自の判断で当ガイドラインの内容を実施することは危険です。)
 米国衛生研究所(NIH)は1月5日、NIH助成の専門家パネルによるピーナッツアレルギー予防のための臨床ガイドラインを公表した。概要は以下のとおり。
 NIHの組織である国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)が助成している専門家パネルは、乳児のピーナッツアレルギー発症予防のためのピーナッツ含有食品早期導入に関する医療提供者に役立つ臨床ガイドラインを公表した。
 ピーナッツアレルギーは、治療法の無い深刻化する健康問題である。ピーナッツアレルギーのある人々及びケアをする人々は、重度で致命的になる可能性のあるアレルギー反応を回避するために摂取する食品及び立ち入る環境に慎重を要する。アレルギーは、小児期に発症し成人期を通して持続する傾向がある。しかしながら、最近の科学研究はピーナッツ含有食品を乳児期に食事に導入することによってピーナッツアレルギーの発症が予防できると実証している。
 米国のピーナッツアレルギー予防のための新しいガイドライン追補版は、2010年米国の食物アレルギー診断及び管理のためのガイドラインを補完する。追補版は、様々なピーナッツアレルギー発症リスクレベルの乳児のために3つの個別ガイドラインを提供し、小児科医及び家庭医を含む幅広い医療提供者向けである。
 追補版ガイドライン1は、既に重度の湿疹、卵アレルギー又はその両方があるピーナッツアレルギー発症ハイリスクと見なされる乳児に焦点を当てている。専門家パネルは、ピーナッツアレルギー発症リスクを低減するためにこれらの乳児に対しピーナッツ含有食品を月齢4か月から6か月に食事に導入することを推奨している。両親及びケアをする人々は、乳児にピーナッツ含有食品を摂取させる前に医療提供者に確認すること。医療提供者は、アレルギー血液検査を行うか、皮膚プリックテスト又は食物経口負荷試験等の別の検査のために他の専門家に送るか選択できる。これらの試験結果は、乳児の食事に安全にピーナッツを導入できるか、どのように導入できるか判断するのに役立つ。
 ガイドライン2は、軽度又は中等度の湿疹の乳児に対しピーナッツアレルギーリスクを低減するためにピーナッツ含有食品を月齢6か月頃に食事に導入することを提言している。ガイドライン3は、湿疹又はいかなる食物アレルギーも無い乳児に対しピーナッツ含有食品を自由に食事に導入することを提言している。
 全ての場合において、乳児に対しピーナッツ含有食品導入の前に他の固形食品を始めるべきである。
 2015年2月に報告された臨床試験結果では、乳児期に開始し5歳まで継続した定期的なピーナッツ摂取は、既に重度の湿疹、卵アレルギー又はその両方があるハイリスクと見なされる乳児のピーナッツアレルギー発症を81%低減したと示された。
 米国のピーナッツアレルギー予防のためのガイドライン追補版:臨床医向け(Addendum Guidelines for the Prevention of Peanut Allergy in the United States : Summary for Clinicians)は、以下のURLから入手可能。
https://www.niaid.nih.gov/sites/default/files/peanut-allergy-prevention-guidelines-clinician-summary.pdf
 米国のピーナッツアレルギー予防のためのガイドライン追補版:両親及びケアをする人々向け(Addendum Guidelines for the Prevention of Peanut Allergy in the United States : Summary for Parents and Caregivers)は、以下のURLから入手可能。
https://www.niaid.nih.gov/sites/default/files/peanut-allergy-prevention-guidelines-parent-summary.pdf
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国衛生研究所(NIH)
情報源(報道) 米国衛生研究所(NIH)
URL https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-sponsored-expert-panel-issues-clinical-guidelines-prevent-peanut-allergy
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