食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04620570470
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)、ドイツ及びスペインでの魚製品の喫食に関連するE型ボツリヌス症の緊急集団感染評価書を公表
資料日付 2016年12月21日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)及び欧州疾病予防管理センター(ECDC)は12月21日、ドイツ及びスペインでの魚製品の喫食に関連するE型ボツリヌス症の緊急集団感染評価書を公表した(7ページ)。
 今日までにドイツでE型ボツリヌス症確定4症例及びスペインでほぼ確実2症例が報告されている。市販の塩漬乾燥ローチ(Rutilus rutilus)の摂取と時間的に、また関連性が高いクラスターであることから、この魚製品が共通感染源であろうことが示された。5人の患者はロシア出身で、1人はカザフ出身である。関与した魚製品はいくつかの欧州連合・欧州経済領域(EU/EEA)加盟国に流通しており、ドイツが11月25日に食品・飼料早期警戒システム(RASFF)に通報したのを受けて、徹底したリコール措置が関連する国々で開始された。
 内臓除去が十分でない、及び/又は家庭で塩漬けされた魚製品の汚染による神経毒素E型ボツリヌス症は珍しいことではない。市販魚製品でも汚染が報告されている。今回の集団感染で最もリスクが高いのは、習慣的に塩漬乾燥ローチを食べている人達である。EU/EEAにおいてはこれらの集団以外のリスクは極めて低い。
 リコールの迅速な開始及び一般への的確な警報の点から、この集団感染に関連した新たな症例がEU/EEAで発生するリスクはかなり低いと考えられる。残るばく露リスクは、警報に気付かずに家にまだ製品がある消費者、リコール通知を受け取っていないで関与する魚製品を販売し続けている店舗に関連する。最後になるが、ヒトからヒトへの感染リスクはない。
 当該リスク評価書は以下のURLから入手可能。
http://ecdc.europa.eu/en/publications/Publications/01-12-2016-RRA-Botulism-Germany
,%20Spain.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州疾病予防管理センター(ECDC)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)、欧州疾病予防管理センター(ECDC)
URL http://ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?ID=1528&List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&Source=http%3A%2F%2Fecdc%2Eeuropa%2Eeu%2Fen%2FPages%2Fhome%2Easpx
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