食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04580490475
タイトル フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)、キノコの喫食による食中毒に関し注意喚起したことを発表
資料日付 2016年10月20日
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概要(記事)  フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)は10月20日、キノコの喫食による食中毒に関し注意喚起したことを発表した。
 今年の10月以降キノコの喫食によって87人の食中毒事例が毒物対策監視センターに報告された。そのうち3人は重篤であった。キノコ食中毒患者が増加したことからANSES及び保健総局(DGS)はキノコ狩り愛好家に注意喚起し、遵守事項を発表した。
 ここ数週間の天候(高温に続く多雨)はキノコの生育に適していて、キノコの喫食による食中毒事例が増加した。これらの食中毒は重篤な結果を招く可能性があり(重篤な消化器症状、腎臓の合併症、移植を必要とする肝疾患)、死に至る場合もある。多くの場合、他の食用キノコと混同したことが原因である。
 毎年繰り返し続くこれらの食中毒に対して警戒が重要である。ANSESとDGSはキノコ狩り愛好家に下記事項を勧告した。
・完璧に知っているキノコを採取する。猛毒で食用キノコに非常に似ているキノコがある。
・キノコの状態や種類に少しでも疑問がある場合、専門家(薬剤師、菌学の地域団体など)が確認する前に喫食しない。
・キノコの種類を特定するために、良い状態のキノコの茎とかさを含めた全体を採取する。
・食用キノコと毒キノコの断片の混合を避けるために採取したキノコは種別に分別する。
・キノコ狩りの後は手をよく洗う。
・食用キノコか否か確信がない場合は採取したキノコを小さな子供、妊婦、体の弱い人に決して与えない。
・汚染されている場所(道路のわき、工業地帯、廃棄物置き場)の付近でキノコの採取をしない。
・よい状態で保存するためキノコは箱に分けて入れる。腐敗を確実に促進するプラスチック袋には入れない。
・キノコは他の食品とは別に冷蔵庫で良い状態で保存し、採取後遅くとも2日後までに喫食する。
・キノコは十分加熱して喫食する。絶対に生では喫食しない。
 採取したキノコの喫食に起因する症状(下痢、嘔吐、吐き気、震え、めまい、視覚障害など)は喫食後12時間以内に現れ、症状は急激に悪化する。最後にした食事の時間及び内容、最初に症状が発症した時間を書き留め、キノコの特定のために採取したキノコの喫食した残りを保存しておくことが有効である。調理前に採取したキノコの写真を撮ることを勧める。薬剤師又は毒物対策監視センターが適切な治療を行うために写真が有効である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
情報源(報道) フランス食品環境労働衛生安全庁(ANSES)
URL https://www.anses.fr/fr/content/intoxications-li%C3%A9es-%C3%A0-la-consommation-de-champignons-restez-vigilants
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