食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04570630149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、チアミンの食事摂取基準に関する科学的意見書案について意見公募
資料日付 2016年10月5日
分類1 --未選択--
分類2 --未選択--
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は10月5日、チアミン(thiamin)(ビタミンB1)の食事摂取基準(Dietary Reference Values: DRVs)に関する科学的意見書案(62ページ)を公表し、2016年11月9日までの意見公募を開始した。概要は以下のとおり。
1. この意見書案では、成人、乳児・小児、妊婦・授乳婦のチアミンのDRVsが提案されている。
2. EFSAは、利害関係者らから基準を満たして提出される全ての意見等を評価する予定である。それらの意見等は、EFSAの関連する科学パネルによって更に検討され、関連性が認められた場合には、考慮に入れられる。
3. 当該意見書案の抄録
 欧州委員会(EC)からの要請を受けて、EFSAの「栄養製品、栄養及びアレルギーに関する科学パネル」(NDAパネル)は、チアミン(ビタミンB1)のDRVsを算定した。
 NDAパネルは、十分なチアミンの栄養状態を反映するものと一般的に考えられている赤血球トランスケトラーゼ活性値(αETK)1.15未満に関連した、又は尿中チアミン排泄量の急激な増加を招かない正常な(ベースラインの)赤血球トランスケトラーゼ活性の回復に関連した食事経由のチアミン摂取量に関する成人の欠乏-補給試験から得たデータを、チアミンの必要量の推定に用いることができると考える。
 NDAパネルは、新たな科学的根拠がないため、食品科学委員会(SCF)が1993年に欠乏-補給試験(αETKと尿中チアミン排泄量の両方が測定された)に基づいて提案した全ての成人における平均必要量(Average Requirement: AR)の0.072mg/MJ(メガジュール) (0.3mg/1
,000kcal)を是認する。他の欠乏-補給試験の成績も、この値と一致している。
 NDAパネルは、一般人口集団におけるチアミン必要量の分布に関する不確実性に対処するためにSCFが用いた変動係数(coefficient of variation)の20%について同意見であり、また、全ての成人についてSCFが設定した集団別参照摂取量(Population Reference Intake: PRI)の0.1mg/MJ (0.4mg/1
,000 kcal)を是認する。チアミンの必要量とエネルギーの必要量の間における関係性は全ての(訳注:年齢層及びライフステージの)人口集団において同じであるという仮定の下に、成人と同じAR及びPRI(mg/MJに換算)を生後7~11か月の乳児、1歳以上18歳未満の小児、妊婦及び授乳婦に提案する。
 当該意見書案は、以下のURLから入手可能。
http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/consultation/161005.pdf
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/161005
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