食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04560260149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、ジルパテロールについて国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)による残留基準値案及び投与動物の由来産物の安全性評価の検証並びに動物衛生及び福祉に対する潜在的影響の評価を行った科学的報告書を公表
資料日付 2016年9月19日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は9月19日、ジルパテロール(zilpaterol)について、(1)国際連合食糧農業機関(FAO)/世界保健機関(WHO)合同食品添加物専門家会議(JECFA)による残留基準値(MRLs)案及び投与動物の由来産物の安全性評価の検証、(2)動物衛生及び福祉に対する潜在的影響の評価を行った科学的報告書(2016年8月31日承認、17ページ、doi:10.2903/j.efsa.2016.4579)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 欧州委員会(EC)は、(1)第81回JECFA会合によるジルパテロール塩酸塩(zilpaterol hydrochloride)(ジルパテロール)の評価を検証し、(2)動物衛生及び福祉に対する当該化合物の潜在的影響を見極めるため利用可能な科学文献を評価するようEFSAに依頼した。ジルパテロールは、欧州連合(EU)域内において禁止されているが、いくつかの国々においては、牛の生産能力を向上させるために動物用医薬品として使用されている。
2. JECFAは、ヒトにおいて認められた神経学的影響に基づき、急性参照用量(ARfD)及び許容一日摂取量(ADI)を0.04μg/kg体重(/日)と算定し、ばく露量評価を実施した後に、牛に対するジルパテロールのMRLs(腎臓:3.3μg/kg、肝臓:3.5μg/kg、筋肉:0.5μg/kg)を推奨した。
3. 総論としてEFSAは、ジルパテロールのMRLsを設定するためにJECFAが取った手法は理解できるものであると考える。動物衛生及び福祉に対するジルパテロールの影響を調べた利用可能な文献は限られているが、牛の死亡率、心拍数、呼吸数及び闘争行動を増加させる可能性を示している。しかし、牛において観察された影響とジルパテロールの推奨使用濃度での投与とを明確に関連づけることはできなかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.2903/j.efsa.2016.4579/pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。