食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04530030208 |
タイトル | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、パーフルオロ化合物のファクトシートを公表 |
資料日付 | 2016年7月1日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は7月、パーフルオロ化合物のファクトシートを公表した。概要は以下のとおり。 パーフルオロ化合物及びその誘導体は人工の化学物質で、衣類及び織物、繊維の保護、家具、並びに一部の消火剤等の広範囲の製品に使用されている。当該化学物質のヒトに対する影響に関する科学文献においては結論が得られていない(inconclusive)が、動物実験においては低用量である程度の影響(some effects)が認められている。 1. パーフルオロ化合物に関するFSANZの作業 FSANZは、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)及びパーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)に対する健康影響に基づく指標値(health-based guidance value、HBGV)の作成を要請された。HBGVとは、ヒトがある化学物質を一定の期間にわたって摂取しても有害影響が認められない化学物質のレベルである。 FSANZは、フードサプライ中に当該汚染物質が存在することによってリスクが生じる可能性があるかどうか検討する。最終報告書は2017年半ばに公表予定。 2.サーべイランス 豪州の食事における様々な食品中のパーフルオロ化合物を分析した第24回豪州トータルダイエットスタディのフェーズ2において、検査した食品50種類中PFOAは未検出、及びPFOSは2種類のみで検出された。PFOSの濃度は非常に低く(1ppb)、同じ食品で国際的に報告されたものと同様であった。 3. パーフルオロ化合物に関する以前の作業 2015年、ニューサウスウェールズ州(NSW)(訳注:豪州南東部の州)の食品当局は、欧州食品安全機関(EFSA)が2008年に設定したPFOSの耐容一日摂取量 (TDI)に関する勧告、及び魚介類中のPFOSの安全な最大量に関する勧告をFSANZに要請した。 NSWの対象領域由来のカキの喫食によるPFOSの潜在的な食事からの推定ばく露量(potential estimated dietary exposure)及びEFSAのTDIとの比較に基づき、FSANZは一般人口集団における健康リスクの懸念は低いとする予備的結論を出した。 対象領域由来の他の魚介類を大量に喫食する人々は、一部の種類の魚や甲殻類によってPFOSのEFSAによるHBGVを超過する可能性がある。しかし、このことが一般人口集団に当てはまる可能性は低い(not likely)。フードサプライにおける魚介類及び他の商品中のPFOS、PFOA及びPFHxSのレベルに関して更なる調査が必要とされる。 NSWの環境保護庁によるパーフルオロ化合物に関するFAQは以下のURLから入手可能。 http://www.epa.nsw.gov.au/mediainformation/pfcinvestigationfaqs.htm |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | 豪州・NZ食品基準機関(FSANZ) |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/consumer/chemicals/Pages/Perfluorinated-compounds.aspx |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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