食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04501010482
タイトル 香港食物環境衛生署食物安全センター、一般向けの月刊ニュースレター「Food Safety Focus」2016年6月号を発行
資料日付 2016年6月15日
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概要(記事)  香港食物環境衛生署食物安全センターは6月15日、中国語・英語併記による月刊ニュースレター「Food Safety Focus」の6月号(第119号、PDF版4ページ)を発行した。
1. 注目の出来事:正確な栄養表示-知った上で食品を選択
2. 食品安全プラットフォーム:生カキは排除する?
3. 食品事故ハイライト
(1)使い捨てペットボトルと食品安全
 市場には繰り返し使用できるプラスチック製のウォーターボトルや容器がたくさん流通しているが、便利・節約・環境保全といった様々な理由で本来使い終わったら捨てるべきであるペットボトルを再び使用する人が少なくない。ペットボトルに充填された飲料は安全であるが、繰り返し使用する場合にはいくつかの点に注意しなければならない。
 使い終わったら捨てるペットボトルは本来一度きりの使用に供され、その耐用性は繰り返し使用されるウォーターボトルには恐らく及ばない。使い終わったら捨てるペットボトルを再び使用することによって引き起こされる安全上の問題には、変形、不衛生、化学物質の移行といったものがある。ペットボトルに70℃以上の熱い飲料を入れると変形するかもしれない。ボトルに傷があれば再び使うべきではない。細菌を増殖させないために、ペットボトルは十分に洗浄・乾燥させた上で使用しなければならない。また、化学物質を過度に移行させないために、ペットボトルを再び使用する場合は元のものと同様な用途で使うべきである。例えば、水が入っていたペットボトルには再び使う際も水だけを入れることができ、酢や油といったその他の液体を入れてはならない。
(2)生の杏仁(Raw Apricot Kernels)にはシアン化物が含まれる
 欧州食品安全機関(EFSA)は4月末に公表した報告書において、生の杏仁には致死量のシアン化物(訳注:原文のまま、EFSAの文章ではシアン産生性配糖体)が含まれるとした。成人が生の杏仁を半粒摂取すると、頭痛・悪心・嘔吐・昏睡といった急性中毒症状が現れる可能性があり、深刻な場合は死に至ることもあると推測される。1歳から3歳までの子供は小さな1粒の摂取で、既に致死量に達する。
 杏仁には天然にシアン化合物が含まれるが、アンズの果肉は食べても安全である。なぜなら、杏仁は硬い殻に包まれており果肉とは接触していないからである。消費者は未処理の苦杏仁(ビターアプリコットカーネル)、甜杏仁(スイートアプリコットカーネル)及びそれらの粉末を決して摂取してはならない。杏仁は処理すれば(中華スープや飲料を作る際に、苦杏仁(ビターアプリコットカーネル)の皮を除去する、水に浸す、煮る等)毒素は減るが、少量の摂取にとどめるべきである。
4. リスクコミュニケーション関連業務の概要
地域 アジア
国・地方 香港
情報源(公的機関) 香港食物環境衛生署食物安全センター
情報源(報道) 香港食物環境衛生署食物安全センター
URL http://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/files/FSF119_2016_06_15.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
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