食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04500020301
タイトル 論文紹介:「7歳から9歳児における血清中の難分解性有機汚染物質類(POPs)レベル及びインスリン分泌:前向きコホート研究」
資料日付 2016年6月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(2016年6月7日電子版)に掲載された論文「7歳から9歳児における血清中の難分解性有機汚染物質類(POPs)レベル及びインスリン分泌:前向きコホート研究(Serum Levels of Persistent Organic Pollutants and Insulin Secretion among Children Aged 7 to 9 Years: A Prospective Cohort Study)、著者S.H.Park(Department of Preventive Medicine
, School of Medicine
, Ewha Womans University
, 韓国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:難分解性有機汚染物質類(POPs)は、内分泌かく乱物質であり、糖尿病の潜在的なリスク要因として示されてきた。小児におけるこの関連を調べた研究は少ない。
 目的:今回の研究において、筆者らは、血清中のPOPs濃度と糖代謝間の関連を調べた。
 方法:データは、最初2001年及び2006年の間に作られた、現在進行中の出生コホート研究である、梨花出生及び発育コホート研究(Ewha Birth & Growth Cohort Study)から集めた。7歳から9歳の計214人の小児の血清中のPOPs量を2010年から2012年に測定した。ベースライン及びフォーローアップの2年目の両方における空腹時血糖値及びインスリン値を使用して、β細胞機能の恒常性評価モデル値(HOMA-β)及びインスリン抵抗性の恒常性評価モデル値(HOMA-IR)を算出した。POPs濃度で3つに分けたグループと代謝のバイオマーカー間の関連を調べるため、重回帰分析及び線形混合モデルを使用した。
 結果:総ポリ塩化ビフェニル類(PCBs)の最も高いグループの小児は、最も低いグループと比べると、年齢、性別、ボディマス指数zスコア、母親の教育歴、ポンデラル指数及び母乳の授乳歴を補正した後、減少したHOMA-β値を有していた。線形混合モデルでは、2年のフォーローアップ期間において、総PCBsの最も高いグループの小児では、最も低いグループに比べ、HOMA-β値が依然低かった。即ち、最も高いグループが108.3、最も低いグループが135.0であった。
 結論:今回の結果は、小児におけるPOPsのばく露が、糖尿病発症のリスクの増大に繋がるインスリン分泌機能に影響を与える可能性があることを示唆した。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/ehp147/
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