食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04490020314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)はヒトの肝臓に有害な影響をもたらすか?に関する研究について情報提供
資料日付 2016年5月26日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は5月26日、パーフルオロオクタン酸(PFOA)はヒトの肝臓に有害な影響をもたらすか?に関する研究事業に関して情報提供した(2016年5月26日付けBfR情報提供 No.17/2016)。概要は以下のとおり。
1.ドイツ研究振興協会(DFG)が資金提供しているBfRのこの研究事業では、動物実験の結果がヒトにも転用可能かを調査する。
 PFOAは、フッ素ポリマーの製造に使われる重要な工業化学物質であり、欧州食品安全機関(EFSA)が行った評価では、生殖毒性及び肝毒性を有するとされている。
 PFOAはホルモン様性質を有すると疑われているが、ヒトでもその影響が生じるかについては確かめる余地がある。
 BfRは、研究事業「PFOAの毒性の分子レベルでの作用機序」の中で、動物実験の結果がどの程度ヒトに転用可能かを調べている。Andreas Hensel BfR長官は、「この基本的な疑問は、食品中の汚染物質としてのPFOAの健康影響評価にとって大きな意義を持つ。PFOAに関する信頼できる健康ガイドラインは、この手段でしか導き出せないからである」と述べた。
 食品汚染をもたらす物質に関するトキシコロジー分野における調査研究ギャップを埋めることは、BfRの主要な調査研究課題の一つである。
2.フッ素ポリマーは、撥水・撥油・防汚性を有することから、衣類、調理器具、ベーキングペーパー及び耐油紙などの多くの日用品にコーティングとして使用されている。PFOAは、これらの製品と食品との接触を介して食品へ移行する可能性がある。
 PFOAは環境中に長く留まることから、環境からの食品への移行も考えられる。
 食品から低濃度で検出されるPFOAはヒトの健康に対して損傷を与えないが、動物実験では、高濃度のPFOAで肝腫瘍及び精巣腫瘍が見られた。PFOAに関しては、ホルモン様作用を有する可能性も示唆されているが、動物実験の結果が直接ヒトに転用可能かは疑問である。
 これを背景に、「PFOAの毒性の分子レベルでの作用機序」と題する研究事業が立ち上がった。この研究事業は2年間のプロジェクトで、研究費総額は20万9,800ユーロである。
 このプロジェクトでは、主に、PFOAのヒトの肝細胞への毒性影響について研究が行われている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/17/does_perfluorooctanoic_acid_damage_the_human_liver_-197605.html