食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470590149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、生のアプリコットカーネル及び生のアプリコットカーネルに由来する製品中のシアン産生性配糖体に関する急性の健康リスクに関する意見書を公表
資料日付 2016年4月27日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)の「フードチェーンにおける汚染物質に関するパネル」(CONTAMパネル)は4月27日、生のアプリコットカーネル(仁)及び生のアプリコットカーネルに由来する製品中のシアン産生性配糖体に関する急性の健康リスクに関する意見書(2016年3月1日採択)を公表した。概要は以下のとおり。
 アミグダリンは、アプリコットカーネルに存在する主要なシアン産生性配糖体であり、噛むこと又は粉砕でシアン化物に分解される。シアン化物はヒトに対して強い急性毒性を有する。
 致死量は0.5~3.5mg/kg体重と報告されている。急性参照用量(ARfD)20μg/kg体重は、血中シアン化物濃度が無毒性レベルである20μMとなる、ばく露量0.105mg/kg体重から導き出された。不確実係数は、トキシコキネティックでの個体差には1.5、トキシコダイナミクスでの個体差には3.16を用いた。  
 消費に関するデータがないことから、アプリコットカーネルの(訳注:各種websiteで)薦める最大摂取量(一般集団では10個/日、がん患者では60個/日)を用いた。その結果、小児では、ばく露量がARfDの17~413倍、成人では3~71倍超過した。
 ARfDを超えないアプリコットカーネル(又は生のアプリコットに由来する材料)の推定最大摂取量は、小児では0.06g、成人では0.37gである。
 従って、小児では、小さめのアプリコットカーネルを1日に1個摂取すれば、既にARfDを超える可能性がある。成人では、小さめのアプリコットカーネルを1日に3個まで摂取可能と考えられる。しかし、成人では、大きめのアプリコットカーネルを半分も摂取しなくても、既にARfDを超える可能性がある(訳注:アプリコットカーネルの重量には0.12~0.84gと幅がある)。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4424.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。