食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470490294
タイトル 世界保健機関(WHO)、サウジアラビアのMERS-CoV感染情報を更新
資料日付 2016年4月26日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  世界保健機関(WHO)は4月26日、サウジアラビアのMERS-CoV感染情報を更新した。概要は以下のとおり。
 サウジアラビアのNational IHR Focal Pointから4月19日から4月23日にかけて、3人のMERS-CoV追加感染確定症例の届出があった。
1.症例の詳細
 1) Abha cityの58歳女性は、4月16日に症状が現れ、同日入院した。4月20日の最初の検査ではMERS-CoV陰性であったが、4月22日の検査では陽性であった。患者は合併症があり、4月22日の感染情報(case no. 7)に報告された症例の家族である。症状が出るまでの14日間、他のリスク要因にばく露した経歴はない。現在患者は重体でICUに収容されているが、人工呼吸器はつけていない。
 2) リヤドの31歳男性は、4月15日に症状が現れた。彼は病院の医療従事者で、同病院に4月16日に入院し、4月18日の検査でMERS-CoV陽性であった。合併症はない。4月22日の感染情報(case no. 2)で報告のあった症例の看護をした経歴がある。症状が出るまでの14日間、他のリスク要因にばく露した経歴はない。現在患者は安定しており自宅隔離されている。
 3)ホフーフ(Hofuf city)の24歳男性は、4月22日の感染情報(case no. 5)の家族と確認された。無症状であったが接触の追跡調査でわかった。4月18日の検査でMERS-CoV陽性であった。合併症はない。彼は同じヒトコブラクダと頻繁に接触があり、当該ラクダの生乳を摂取していた。現在患者は無症状で自宅隔離されている。
 これらの症例については、家族及び医療での接触を追跡中である。
 2012年より、世界中からWHOに1
,728人の確定症例通知があり、このうち少なくとも624人(※623から624への修正報告あり)が関連して死亡している。
2.WHOのリスク評価
 MERS-CoVはヒトに重症型の感染症を引き起こし、死亡率が高く、ヒト間で感染する能力があることが実証されている。今のところ、ヒト間の感染は主に医療施設で見られている。
 追加症例の通知はあるが、総体的なリスク評価に変更はない。WHOは、中東から更にMERS-CoV感染の追加症例が報告され、動物や動物製品(例えばヒトコブラクダとの接触)やヒト(例えば医療施設)にばく露した個人によって他の国に症例は輸出されると予想する。WHOは引き続き疫学的状況をモニターし、入手できる最新情報に基づきリスク評価する。
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) 世界保健機関(WHO)
情報源(報道) 世界保健機関(WHO)
URL http://www.who.int/csr/don/26-april-2016-mers-saudi-arabia/en/
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