食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04470420314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、生乳(未処理乳)を煮沸することはカンピロバクター感染を予防するとの情報提供
資料日付 2016年4月13日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は4月13日、生乳(未処理乳)を煮沸することはカンピロバクター感染の予防に繋がるとの情報提供を行った(2016年4月13日付けBfR情報提供 No.008/2016)。概要は以下のとおり。
1.生乳(未処理乳)は有害な細菌を含む場合があることが分かっている。生乳(未処理乳)販売機の設置数が増加していることを受け、BfRは、ミルクスタンドなどの生乳(未処理乳)販売機から購入される生乳に由来するカンピロバクター感染食中毒に関するリスク評価を行った。また、生乳(未処理乳)を提供する施設の増加、特に生乳(未処理乳)販売機の増加が、カンピロバクター感染症(カンピロバクター腸炎又はカンピロバクター症)を増加させる可能性があるかについても分析を行った。
 信頼できる経験的データが無いことから、BfRは、消費者行動が変化しいわゆるミルクスタンドで購入する生乳(未処理乳)を摂取する機会の増加に伴い、カンピロバクター集団食中毒の発生も増加するとの作業仮説に基づき初期評価を行った。
 カンピロバクターはよく知られている多くの食中毒細菌とは異なり、生乳(未処理乳)中では増殖できない。しかし、僅かな菌数でも食中毒を引き起こすのに十分であることから、BfRは、消費者に対して、生乳(未処理乳)販売所に表示されている「生乳(未処理乳)につき摂取前に要煮沸」との注意書きに従うよう助言する。
2.また、農場で直接購入する又は自家製の生乳(未処理乳)を使って非加熱(冷製)のココア飲料又はその他の乳飲料(ミルクシェークなど)を作ったり摂取する場合の助言を、Q&Aの中で行っている。
 Q:生乳(未処理乳)媒介の食中毒から身を守るには?
 A:生乳(未処理乳)媒介の食中毒から身を守る唯一の方法は、摂取前に煮沸することである。また、生乳(未処理乳)を使って非加熱喫食用乳製品(自家製ヨーグルトなど)を作る場合も煮沸する。これらの理由から、摂取前に煮沸すべきとの注意書きなしでの生乳(未処理乳)の販売は、法律で認められていない。例外は特別な監督下にある農場で、これらの農場は特別な衛生要件を満たしており、「認定生乳(未処理乳)」を販売することができる。
 生乳(未処理乳)に関するQ&A(2016年4月13日付け、ドイツ語、3ページ)は以下のURLから入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cm/343/fragen-und-antworten-zum-verzehr-von-rohmilch.pdf
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/343/rohmilch-abkochen-schuetzt-vor-infektionen-mit-campylobacter.pdf
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