食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04410160305
タイトル 欧州連合(EU)、植物保護製剤有効成分フルメトラリンを被代替候補として認可
資料日付 2015年11月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州連合(EU)は11月21日、植物保護製剤有効成分フルメトラリン(flumetralin)を、他の有効成分で代替することが望ましい被代替候補として認可する委員会施行規則(EU) 2015/2105を官報で公表した。概要は以下のとおり。
1. ハンガリーは2012年4月3日、規則(EC) No 1107/2009の第7条第1項に基づき、有効成分フルメトラリンの認可を目的とした申請書を、Syngenta Crop Protection AG社の代理となるExponent International Ltd社から受理した。
2. この報告担当EU加盟国(訳注:ハンガリー)は2013年10月30日、規則(EC) No 1107/2009の第4条で規定する認可基準を当該有効成分が満たすと思われるか否かを評価した評価報告書案を欧州委員会(EC)に、欧州食品安全機関(EFSA)用のコピーを添えて提出した。
3. EFSAは2014年11月20日、規則(EC) No 1107/2009の第4条で規定する認可基準を有効成分フルメトラリンが満たすと思われるか否かについてのEFSAの結論を、申請者、EU加盟国及びECに伝えた。EFSAは、その結論を一般公表した。
4. ECは2015年5月29日、「植物・動物・食品・飼料に関する常任委員会」にフルメトラリンについての検証報告書及びフルメトラリンの認可を定める規則案を示した。
5. 当該有効成分を含有する1品目以上の植物保護製剤の1件以上の代表的用途について、また、特に検証報告書において審理され、かつ、詳述された用途について、委員会規則(EU) No 1141/2010の第4条で定める認可基準が満されていることが立証された。このため、認可基準は満たされているものとみなされる。
6. ただし、規則(EC) No 1107/2009の第6条と共に第13条第2項に基づき、また、現在の科学的知識及び技術的知識に照らし、特定の条件及び制限事項を入れる必要がある。特に、確認のための情報を更に求めることが適当である。
7. また、ECは、規則(EC) No 1107/2009の第24条に基づき、フルメトラリンが被代替候補であると考える。フルメトラリンの淡水中の半減期が40日を超え、また、淡水生物に対する長期無影響濃度が0.01mg/L未満であることを考慮すると、フルメトラリンは、規則(EC) No 1107/2009の附属書IIの3.7.2.1号(訳注:難分解性の基準を規定)及び3.7.2.3号(訳注:毒性の基準を規定)にそれぞれ基づき、難分解性及び毒性を有する物質である。このためフルメトラリンは、規則(EC) No 1107/2009の附属書IIの4号(訳注:被代替候補の基準を規定)の第2段落で定める条件を満たしている。
8. 従って、フルメトラリンを被代替候補として認可することが適当である。
 以上の経緯及び観点から、委員会施行規則(EU) 2015/2105に基づき、フルメトラリンを被代替候補として2015年12月11日から2022年12月11日まで認可し、施行規則(EU) No 540/2011を一部改正することになった。委員会施行規則(EU) 2015/2105は、官報掲載の20日後に発効する。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州連合(EU)
URL http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32015R2105&from=EN
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