食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04410040149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品添加物としての銀(E 174)の再評価に関する科学的意見書を公表
資料日付 2016年1月21日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は1月21日、食品添加物としての銀(silver)(E 174)の再評価に関する科学的意見書(2015年12月10日採択、64ページ、doi:10.2903/j.efsa.2016.4364)を公表した。概要は以下のとおり。
1. 本意見書は、食品添加物として使用された場合における銀(E 174)の安全性の再評価を行うものである。食品添加物E 174における銀は、元素形態で存在する。
2. EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は、銀(E 174)の使用に関してリスク評価を実施するために対処すべきデータギャップ及び懸念があることに留意した。即ち、(1)元素状の銀又は当該食品添加物(E 174)についての毒性試験に関するデータが不足していること、(2)当該食品添加物(E 174)の粒子径分布が不明であること、(3)元素状の銀から銀イオンが遊離する(懸念である可能性がある)科学的根拠があること、である。しかし、銀(E 174)の場合における銀イオンの遊離の程度は不明である。
3. ANSパネルは、食品添加物としての銀の安全性を評価するには、利用可能な知見が不十分であると結論づけた。主要な課題には、銀E 174の化学的な同定データ及び特徴づけ(例えば、ナノ粒子の量や銀イオンの遊離)及び利用可能な毒性試験において用いられた試料に関する同様の同定情報が含まれた。このためANSパネルは、食品添加物E 174としての銀の安全性評価に対する、利用可能な毒性学的試験の関連性を確立することはできないと結論づけた。
4. ANSパネルは、E 174の成分規格に、平均粒子径及び粒子径分布(±SD)並びに食品添加物として使用される粉末状の銀(E 174)に存在する(最低1次元の寸法が100nm未満の)ナノサイズ粒子の(数における)割合を含めることを勧告した。適用する方法論(例えば、走査型電子顕微鏡(SEM)や透過型電子顕微鏡(TEM)による観察)は、EFSAの手引書に準拠することが望ましい。ANSパネルは、食品添加物の評価に関する現行の手引書に準拠した追加データを要求することを(訳注:欧州委員会(EC)に)勧告した。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/scientific_output/files/main_documents/4364.pdf
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