食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04400290314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、ドイツの家畜の腸内細菌から伝達性のコリスチン耐性が見つかった旨を公表
資料日付 2016年1月7日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は1月7日、ドイツの家畜の腸内細菌から伝達性のコリスチン耐性が見つかった旨を公表した(2016年1月7日付けBfR情報提供 No.01/2016)。概要は以下のとおり。
 BfRが行った薬剤耐性モニタリングの速報では、中国で初めて見つかったコリスチン耐性をもたらす伝達性のmcr-1遺伝子が、ドイツの家畜の腸内細菌にも広がっていたことが分かった。コリスチン耐性は、肉用家きんの大腸菌から最も多量に検出された。
 以前は、コリスチン耐性には細菌間の伝達性はないと考えられていた。ドイツの家畜におけるコリスチン耐性菌の分離割合は、ここ数年は増加が見られない。モニタリングの結果では、この伝達性の薬剤耐性はドイツに長年存在していたが、ごく最近になって見つかった。伝達性の薬剤耐性が、ヒトの感染症の治療にどの程度影響するかを調べる必要がある。
 BfR長官は、「モニタリングの結果、抗生物質の使用に責任を持たせる方針を、今後も一貫して進めることの重要性を示している」と語り、「この方針は、one-health(訳注:ヒト、動物、環境の健全性を維持していくためには、いずれの健康も不可欠であるという認識)に基づく取り組みの一環として、動物用医薬品及びヒト用医薬品の全ての有効成分を網羅すべきである」と続けた。
 現在、消費者に対する考えられるリスクについて評価を行うために、mcr-1の遺伝子的バックグランド及び潜在的伝達性に関する、更なる生体分子学調査が行われている。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/en/press_information/2016/01/transferrable_colistin_resistance_found_in_bacteria_from_german_farm_animals-196150.html
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