食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04380940164
タイトル オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)、世界保健機構(WHO)による食品由来疾病の初めての国際的な評価で5歳以下の子供が3分の1を占めることを発表
資料日付 2015年12月3日
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概要(記事)  オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)は12月3日、世界保健機構(WHO)による食品由来疾病の初めての国際的な評価で5歳以下の子供が3分の1を占めることを発表した。
 31の病因物質(細菌、ウイルス、寄生虫、自然毒、化学物質)による食品由来疾病の負荷を評価したWHOの食品由来疾病の世界疾病負荷評価によると、毎年6億人即ち世界人口の約10人に1人が、食品由来疾病に罹る。420
,000人が死亡しそのうち125
,000人は5歳以下の子供である。
 食品由来疾病は世界中の人、とりわけ5歳以下の子供と低収入の人が罹り、国際的な負荷は大きい。罹患率と死亡率はアフリカ及び南東アジアで最も高い。欧州の食品由来疾病負荷が最も低く、2
,300万人以上が食品由来疾病に罹り5
,000人が死亡している。
 以下は「オランダにおける食品由来感染症及び食中毒のデータ記録」からのオランダにおける疾病負荷に関する報告である。
 毎年RIVMは食品、環境、動物、ヒトを介して感染する14種の腸内病原菌による疾病数を更新している。感染による患者数及び死亡者数は、国民の疾病負荷の指標である障害調整生存(生命)年(DALYs)で表した。この疾病負荷における食品由来疾病は6
,230から6
,550DALYsに増加した。これはスモークサーモンのサルモネラ(Salmonella Thompson)のアウトブレイクに起因する。オランダにおける食品由来疾病負荷の評価によると、カンピロバクターとトキソプラズマが12種の食品由来疾病の中で最も高値であった。RIVM及びオランダ食品消費者製品安全庁による2014年のオランダにおける食品由来感染症及び食中毒のデータ記録によると、ノロウイルスのアウトブレイクは比較的多数、カンピロバクターのアウトブレイクは比較的少数であった。サルモネラのアウトブレイクは2013年に比べ2014年は増加したが、2013年以前と比較すると少数である。
 「オランダにおける食品由来感染症及び食中毒のデータ記録」(オランダ語、46ページ)のURLは下記のとおり。
http://www.rivm.nl/dsresource?objectid=rivmp:293410&type=org&disposition=inline&ns_nc=1
地域 欧州
国・地方 オランダ
情報源(公的機関) オランダ/公衆衛生・環境保護研究所(RIVM)
情報源(報道) オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)
URL http://www.rivm.nl/en/Documents_and_publications/Common_and_Present/Newsmessages/2015/WHO%E2%80%99s_first_ever_global_estimates_of_foodborne_diseases_children_under_five_account_for_almost_one_third_of_deaths
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