食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04380370346
タイトル シンガポール農食品・獣医局(AVA)、生の魚の喫食に関する注意喚起を公表
資料日付 2015年11月27日
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概要(記事)  シンガポール農食品・獣医局(AVA)は11月27日、生の魚の喫食に関する注意喚起を公表した。
1. シンガポール環境庁(NEA)、AVA及び保健省(MOH)は2015年7月に報告された国内でのB群レンサ球菌(GBS)感染者の増加について調査を行った。
2. MOHの調査で、中国風生魚料理の調理済み食品の喫食とⅢ型GBS感染症、特にシーケンス型(ST)283との間に関連性があることが確認された。
3. 2015年7月中旬以降、Song fish(Asian Bighead carp:コクレン)及びToman fish(Snakehead:ライギョ)を使用した生魚料理の調理済み食品の販売を一時停止するよう、NEAが認可食品小売施設に勧告したことにより、GBS感染者数は5人未満/週の通常のベースラインにまで減少し、低い状態を維持している。これらのベースラインの感染に関する原因は依然不明である。
4. 食品取扱者がGBS感染症の増加を引き起こした細菌源である可能性は低い。食品小売施設及び屋台等の全ての販売業の食品取扱者及び魚類販売者82人の便検体が検査され、いずれもⅢ型GBS ST283株を保菌していなかった。GBSは疾病を引き起こすことなく、成人の約15%~30%の腸内から検出される。
5. AVA及びNEAは8月~10月に、食品小売施設、生鮮市場、スーパーマーケットの生鮮食品部門及び漁港の魚の検体を検査したところ、20.1%の検体からGBSが検出され、4.1%が中国風生魚料理の摂取と関連するⅢ型GBS ST283陽性であることが確認された。魚の汚染はフードサプライチェーンにおいて発生した可能性がある。
6. 生魚の喫食に関する注意喚起
 本調査を踏まえ、NEAは、生魚料理の調理済み食品を販売する全ての食品小売施設に対し、適切なコールドチェーンの管理及び魚の適正取扱規範を実行している供給者から調達するよう助言する。(生魚の調理済み食品の適正衛生規範及び適正取扱いに関する附属書Aを参照)
7. シンガポールの一般的な市場及び漁港で販売される多くの魚は加熱用であり、生で喫食するべきではない。適切な加熱調理によって、細菌及び寄生虫などは確実に死滅する。生の魚を喫食する場合は、生食用の魚を調達することにより、食中毒リスクを低減させることができる。それらの魚は一般的に清浄海域で養殖され、適切なコールドチェーン取扱規範に従って保存及び供給される。
8. しかしながら、生の食品の喫食には有害細菌の存在などのリスクが常に伴うことに留意すべきである。生の食品の加熱調理は、細菌を死滅させる最も効果的な方法である。一般的な予防策として、脆弱集団、特に幼児、妊娠中の女性、高齢者、又は糖尿病などの慢性疾病患者などは、生の食品の喫食を回避するなどの注意が必要である。
地域 アジア
国・地方 シンガポール
情報源(公的機関) シンガポール農食品・獣医局(AVA)
情報源(報道) シンガポール農食品・獣医局(AVA)
URL http://www.ava.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/gbs-media-release-nov-27_final_upload.pdf?sfvrsn=0
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