食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu04380040301
タイトル 総説紹介:「ヒ素及び環境衛生:科学の現状及び将来の研究機会」
資料日付 2015年11月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  Environmental Health Perspectives(2015年11月20電子版)に掲載された総説「ヒ素及び環境衛生:科学の現状及び将来の研究機会(Arsenic and Environmental Health: State of the Science and Future Research Opportunities)、著者D.J.Carlin(Superfund Research Program
, National Institute of Environmental Health Sciences
, 米国)ら」の概要は以下のとおり。
 背景:無機ヒ素及び有機ヒ素化合物へのばく露は、世界中の何億人もの人々に影響を及ぼす、公衆衛生上の大きな問題である。ヒ素へのばく露は、体内のほぼ全ての臓器において、がん及び非がんの影響に関連しており、以前考えられたよりも低いレベルのヒ素へのばく露で、健康影響の科学的根拠が増加している。1年間に「ヒ素」がタイトル中に入った1
,000報以上の科学論文が発表され、疑問は、どんな疑問が将来の研究の方向性を最も上手く方向づけられるかになってきた。
 目的:今回の目的は、ヒ素の研究の新たな課題を考察し、分野を越えたデータギャップを特定することである。
 方法:米国国立衛生研究所(NIH)の米国環境健康科学研究所(NIEHS)大型基金(Superfund)研究プログラムは、ヒ素及び環境衛生に関連する多方面の課題に対処するために必要な、新たな課題及び研究を特定するために、ワークショップを開催した。今回のレビューは、ワークショップ期間中に得た情報を要約した。
 考察:食品中のヒ素の量及び化学形態を含めた総合的なヒ素のばく露についての、より多くの情報が必要である。ヒ素のばく露及び関連する健康影響を削減するための新しい戦略は、工学的なフィルタリングシステム(engineered filtering system)から植物遺伝学及び栄養学的介入(nutritional intervention)に及ぶ。更に、メカニズムを伴ったオミクス(omics)のデータ及び疫学上のデータの統合は、ばく露のバイオマーカーと疾患のメカニズム及び転帰(outcome)に対する感受性を結び付ける目標に向けた重要なステップである。
 結論:ヒ素ばく露及び有害な健康影響の削減のための、有望な研究戦略及び技術が追及され、将来の研究は、データギャップに対処するため、深化した共同研究及び分野を越えた情報の統合へ向かって進んでいる。(訳注:この総説の引用文献数は129編。)
地域 その他
国・地方 その他
情報源(公的機関) その他
情報源(報道) Environmental Health Perspectives
URL http://ehp.niehs.nih.gov/wp-content/uploads/advpub/2015/11/ehp.1510209.acco.pdf
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