食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu04371180160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、食品及び環境中の放射性物質(RIFE)に関する年次報告書を公表 |
資料日付 | 2015年10月28日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は10月28日、食品及び環境中の放射性物質(RIFE)に関する2014年の年次報告書を公表した。概要は以下のとおり。 この報告書では、英国市民の人工放射線被ばくレベルは欧州連合の基準を大きく下回っていることを示された。食品安全上の懸念は示されなかった。 1.英国在住市民の人工放射線による総被ばく量は、欧州連合(EU)の年間被ばく上限値である1mSv(ミリシーベルト)を大きく下回っていた。 2.2014年の、主要な原子力施設のある場所における消費者の放射性物質ばく露量は、2013年と同様であった。 3.住民の被ばく量は、セラフィールド(0.22mSV)、カーペンハースト(0.17mSv)、アマーシャム(0.14mSv)で多かった。昨年は、アマーシャム(0.22mSv)が最高であったのと対照的である。昨年と比べ、セラフィールドにおける被ばくレベルが増大したのは、2014年に、魚介類の摂取の増加が見られたことも含め、被ばく経路の見直しが行われたからである。アマーシャム及びカーペンハースト周辺における被ばく量は、主に原子力施設からの直接被ばくである。 4.英国公衆衛生庁(PHE)による最新の報告書は、セラフィールド付近における、魚介類摂取を介した放射性物質による健康影響評価(職業漁業者に対する影響も含む)が示されていいる。現在入手可能な情報に基けば、全体的な健康影響は、魚介類の消費者に対しても、職業漁業者に対しても、非常に低いと結論付けている。 5.2011年に発生した東京電力福島第一原発事故の後、日本産の食品に対する輸入制限措置が導入され、2012年も継続された。英国の通関港での輸入モニタリングでは、食品中の放射性物質はほとんど検出されなかった。 6.1986年のチェルノブイリ原発事故により汚染された淡水魚のサンプリングは、FSAがリスクに基づく評価を行った結果、高原地帯の湖では2014年に中止された。 FSAらによる報告書「2014年 食品及び環境中の放射性物質(2015年10月)」(248ページ)は、以下のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/sites/default/files/rife-20.pdf PHEによる報告書「セラフィールド付近の海洋環境からの魚介類の消費者に対する放射性物質による健康影響」(44ページ)は、以下のURLから入手可能。 https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/453895/PHE-CRCE-021.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news-updates/news/2015/14555/radioactivity-report-published |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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